2007/11/24(Sat):世界にひとつだけ
いつも言われるんだ
貴方は世界に一人だけ、
代わりのいない君だから、
一人一人違うんだ、と
当たり前に使われる言葉で
普段その意味すら考えられない程身近にある

だから きっと、
失ってから気付くのって、 こういうこと。
Posted 00:17
2007/10/4(Thu):風と流れた
力なく項垂れた体
白と灰色の世界で

いつか
心の底から泣きたい時に
私は決して泣けないのだろう
Posted 20:28
2007/10/4(Thu):風は見えない


「貴方は間違えたのよ」


微笑んだ彼女はゆっくりと口を開いた
今まで聞いたこともないような人間らしい口調で
溶け出すように、当たり前のように


「貴方は間違えたの」


心の底から虚無感を晒し出すような微笑みで
きっと全てを忘れていった
初めて彼女が人間だと気付いた日



果てしなく開け放した窓に
青空は見えない
Posted 20:23
2007/10/4(Thu):軋声
逢いたかった
逢えただろうか

雨に濡れ泣き叫び
冷たい愛に抱かれながら
氷のように凍てつく想いは
貴方へのささやかな口吻
Posted 20:07
2007/10/4(Thu):私と貴方が生きていた
私の中で貴方が死んだ日

みんなは死んだなんて嘘だと泣いていた
儀式的にではなく、心から
きっとみんなは心の中に生きていると謳うのだろう
ならば何故私は違う?
死を悲しまないわけじゃない
苦しくて痛くて泣きたいのに
それでも、私の中では死んでいる

私の中の貴方が死んだ日
貴方の腕で私が死んだ日
Posted 19:59
2007/9/30(Sun):私の駄目なところ
すぐに笑って誤魔化すこと
必要以上に嘘をついて嘘も本当も教えないこと
恐がりなくせに一人でいたいと思うこと
短気なこと
素直じゃないこと
他人に対する評価を曖昧にしたまま放っておくこと
でも一番の私の駄目なことは

15年間生きてきて
未だ上手な言葉を覚えないこと
Posted 23:56
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