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その双眸に宿る意思誰よりも大切な、お前
命を賭けてでも……否、この命が果てようとも護りたい
だが、お前は絶対に「駄目!」という言葉の一点張りだろう
それが余計、護りたい気持ちになるということを、こいつは気付いていないだろう
そういう、奴だから
気付かなくていい
この気持ちは、こいつにも持っているから
お人好しと呼ばれる程、オレは人間性で優れたわけじゃない
だが、
こいつの障害になるモノが現れたというのなら、容赦なく、その剣を抜刀してみせよう
小さなお前を、護りたいと願うのは高慢だろうか?
光を与えてくれたお前
傷つく姿など、絶対にさせはしない
「オレの小さな、愛しい君」