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天にいる貴方に届けたい、永久の想い
元気にしているかな?
月の流れは、速いね
指先から、体中に冷たさが浸透してしまうよ
此処には、誰かに触れられる「手」がある
此処には、誰かを助けられる「腕」がある
此処には、誰かと共にいられる「足」がある
五体満足。皆、今日も平凡で、だけども幸せな「日常」が流れる
だけど、どうして?
どうして、貴方だけはいないの?
何で、去ってしまったの?
答えは、ない
当たり前だ。だって、貴方は
もう、死んでしまったのだから
もう一度、逢いたいと願うのは、只の我侭だろうか?
夢でもいい。それでも尚、貴方の姿を捜すのは、愚かでしょうか?
時間が刻一刻と流れる中、貴方は、その「流れ」に存在しない
ねぇ、伝えたい言葉が、沢山あるんだ
一生分使っても伝えきれないくらい、言いたいことが、沢山あったんだ
幸せだったのかな? 私は「貴方」じゃないから、分からない。分かれない
何も、望まないよ
ただ、貴方の傍にいれば、それだけで
私は「幸せ」だったんだ
だから、祈らせて下さい
「天」にいる貴方へ、私は「今」を生きる
私に、どうか「貴方」を忘れない様に「記憶」に刻み付けといて下さい
刻印でも、いい
貴方が「いた」という証を、今もこれからも、残して