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神様。
どうして・・・この様な運命を受けてしまったのだろうか。
ずっと
ずっと・・・。
君だけを見てきた。
笑いかけてくれる君が、私の心を満たして。
傍にいては、笑い合い、怒ったり、時々泣いたりもした。
吹き抜ける風が、こんなにも心地良いと感じれたのは・・・。
君のおかげなんだよ?
でも、君はそれを知らないんだろう。
当たり前だ。
ずっと
ずっと、隠してきたのだから・・・。
だけど、今は後悔している。
どうして、もっと早くに伝えなかったのだろうと。
君は・・・永遠に生きられない。
どんなに頑張っても、“生命(いのち)”に限界はある。
別れが来ることを、何よりも知っていたのは・・・自分だったはずなのに。
君がいない・・・ただそれだけなのに。
どうして、胸の中は“悲しみ”で満たされているのだろうか?
どうして・・・“喜び”でないのか。
ただ、君がいなくなった。
私の傍に、いないだけなのに。
仕事も手付かずで、上司に怒られても。
──今はただ、君との想い出に浸ることしか出来ない。
私が死ねば、君の所に行けるだろうか?
・・・絶対に、無理だ。
だって、私は──。
君と共にいる資格が、ないのだから。
だから──。
「 どれだけ望んでも 君のところには 行けない 」
泣いて、泣き続けて。
──何時だっただろうか。
こうして、私が泣くのを堪えていた時。
君は・・・。
「泣きたいときは泣いて良い」
そう言って、私に泣く場所を与えてくれていた。
消えてしまった。何もかも、全て。
今はただ、君の笑った顔を思い出すだけでも──苦しい。
残ったモノは・・・君との想い出だけ。