• 主に例会の活動内容をお伝えします。・写真をクリックすると少し大きくなります。
▼2017/3/14(火):★3月例会晴れ12日


画像は里山の春蘭(シュンラン)。桑田里山自慢の野草です。ランの仲間で春先に突然現れてすぐに消えてしまうので“春の妖精” と呼ばれます。さて3月の例会は12日。啓蟄(ケイチツ)も過ぎ、小川の水ぬるみ、地中の蛇蛙も目を覚ますがごとく、会員諸氏も目覚めたのか、花粉症の季節にもかかわらず大勢の参加者があり驚きました。お試し参加の3人を含めて総勢37名。いすみ市のボランティア団体でも最大規模の参加者数でしょう。記念写真を撮りました。
本日の作業は主に三つ。第1グループは傘亭の完成を目指し、竹を集めて切り出し、運んで枝打ちし、長さをそろえてセットすること。頑張って作業しましたが、屋根をふくまでには至りませんでした。もう少し時間と手間が必要ですが準備は整いました。先月と同じような作業ですからみな手慣れたものです。夏までにはなんとかなるでしょう。
第2グループはキャンプサイトを切り開くこと。よくもまぁこんな場所があったなと思われる台上地のアオキなど雑木を除いてサイトとし、そこまでの階段を作りました。台地はやや傾斜がありますから、テントで寝ると転げそうです。来月はそこを水平にする作業がありそうです。ここならばイノシシの心配をせずにテントを張れそうです。ここは町の灯に近い場所ながら、まったくそれを感じさせない深山の趣のある場所です。
テントを所持している会員もおりますから、ワイルドな体験をしたい方はぜひご相談ください。
第3の作業グループは南高梅の植樹です。AMN氏が大量の南高梅を入手し、会員に優先頒布してきました。残りといっては何ですが、残りを里山に植樹します。このグループが一番難しかった。というのもメンバーが集まりません。指示された作業をするのは労を惜します作業しますが、どこに梅を植えるか50年の計をふまえて、ここあそこと決断して植樹するのは経験がないから躊躇します。けっきょく誰も手を出さず、江澤会長があそこここと指示して植樹しました。斜面に穴を掘っていると冬眠中のアカガエルが飛び出してきて驚きました。カエルも驚いたことでしょう。
15年前に植えたアンズはだいぶ大きくなりました。一昨年は桜を植えました。今年は梅を植えました。
何年か、何十年か後には花の里山になりそうです。その礎(イシズエ)を今のメンバーが作業しています。おおいに自己満足し、未来に期待を寄せることにしましょう。

桑田里山の会に集まる会員は指示・提案された作業とは別に各個人が必要だと思ったこと、やりたいと思ったことをする「自由」 があります。急斜面の雑木を切り出している会員もいます。それが必要だと思ったからでしょう。斜面がさっぱりとしました。プラプラと里山を歩き回っている会員がいても文句は言われません。作業に汗を流すのは快適ですが、見逃してしまう自然を探し出し教えてくれるのもその会員の特技です。
何年か前に移植したザゼンソウ(座禅草)が今年は見事に咲きました。ザゼンソウが尾瀬ヶ原以外でも咲くのだと初めて知りました。その前の小川にはトウキョウサンショウウオ(東京山椒魚)の三日月形の卵嚢がありました。もう季節は確実に春ですね。近くの田んぼにはカエルの卵が膨らんでおり、あぜ道にはツクシが背をのばしていました。そして里山の山道には誰にも知られずシュンランが咲いていました。

待望の昼食は中華おこわ、中華スープ、菜の花の和え物、摘果メロンとカブ、キムチの漬物、甘藷の甘煮で超豪華。KRHさんの指揮の下、何度も試作を繰り返したそうです。ところが当日、思いがけない電気トラブルがあり、急きょTKHさんの圧力鍋の登場となりなんとか間に合いました。おこげがあってもそれはそれで好評でした。本当はフキノトウやシイタケの天ぷらもお出しする予定だったのにとKRHさんは残念がっていましたが、皆さんはお代わり自由の食べ放題で大満足でした。しかも今回の食費は毎回の食費残高が積もり積もっているので無料だとのことで大歓声が沸きました。なお、今回のもち米はUTIさんからの差し入れでした。
あまりにもぜいたくな昼食だと次回のシェフのなり手がありません。ASN氏が「文句言わねばやる」と引き受けました。4月例会はタケノコご飯です。地元会員が協力することを約してお願いすることになりました。里山の会らしい昼食になりそうです。
そうそう、HSGとーちゃんが手作りコンニャクを大量に持ち込み、持って行っていいよと大盤振る舞い。持ち帰るタッパーやビニ袋を毎回持参しようとは巷の話。

なお4月は年度初めに当たり、会の総会があります。年会費2000円の納入もありますからご用意ください。
Posted 17:27