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▼2017/5/16(火):★5月例会14日。曇り。
画像はビオトープの東京山椒魚の幼体。沖縄は梅雨入り宣言。いすみ市は曇り、朝は霧雨。曇天なので熱中症の心配はありません。今日の参加者はお試し参加を含めて32人。遠く山武市や大田区から参加する人もいます。だからみんなで楽しく会話を交わし、有意義な時間を過ごしたいものです。

本日の作業は@野生の貴重生物の確認と保護、A下草刈り B尾根筋の風倒木処理がメインです。
それぞれ好みの作業に分かれて汗を流しました。もっとも貴重生物グループはどこに何があるか知るのが主だったので、草刈り作業グループを横目に見て多少気が引けました。しかし、草刈りグループも「刈っちゃったの〜」と後で文句を言われるのは嫌ですから、保護すべきものはちゃんと目印をつける作業には寛大でした。

OKMさんがトウキョウサンショウウオの卵塊(卵嚢)を里山でゲットし、自宅で育てたらオタマになり手が出て足が出たと持参しました。まだエラが残りウーパールーパー状態でカワイイものです。釣具屋さんで生きたイトミミズを購入して育てたそうで、帰る時にビオトープに放しました。

今回、里山を一巡して改めて里山の貴重生物(絶滅危惧種、準絶滅危惧種)の豊かさに驚きました。このトウキョウサンショウウオの他、ニホンアカガエル、シュレーゲルアオガエル。植物ではキンラン、ギンラン、エビネが咲き、この日初めて気づいたのがジャケツイバラ。千葉県でも屈指の豊かな自然環境です。これだけの種類がまとまって見られる桑田里山は、15年間の里山ボランティア活動の成果ともいえましょう。
食べられる野草はセリ、クレソン、野フキ、山ウド、フユイチゴ、ワラビ、ゼンマイ、ヤブレガサ、ヤブカンゾウ、キクラゲなど。木いちごは摘まんで楽しみました。ちょっと季節がずれましたがタラノメ。その時期になれば柿にビワ、山グルミ、桃、小梅。来月になればヤマモモ、アンズの実が楽しめます。

ビオトープにはカキツバタとアヤメが咲き、7月になればハンゲショウが咲きます。会員が自宅から里山に持ち込んだ野草や樹木もあります。一番多いのはアジサイ。各種アジサイで梅雨時の楽しみですが今年は虫害がひどい。何とかしなければ。準絶滅危惧種のニリンソウ、千葉県絶滅危惧種のフジバカマ。その他、シャガ、ザゼンソウ、ミズバショウ、葉ショウブ、カジイチゴ、ロウバイ、ヤマボウシなど数え切れません。生態系を錯乱させなければ問題ないでしょう。

草刈りグループは邪魔者がいないのでのびのびと活動し、いつもより草苅面積が広かったように思えます。先月は雨で活動中止だったので伸び放題だった雑草が払われてすごく綺麗になりました。
尾根筋グループは少人数で苦労したようです。風倒木をチェーンソーで切り倒してもツタが絡まりブランコ状態になって通行の妨げになります。なんとか通行可能な遊歩道に復活しましたが、来月も引き続き点検と伐採作業があるかもしれません。

さて待ちかねた昼食はミツコさんがメインシェフでサポにカオルちゃんとトモコさんの『シラス丼』。気心が知れたベテランぞろいなので楽しく調理したそうです。ご飯とシラスの間にキュウリと玉ねぎのマリネ。これは前日から準備。それにトン汁風のかす汁と沢庵の漬物。一汁一菜でいいやと思っていたら思わぬ差し入れが大量のハマグリ。これは急遽、酒蒸しとかす汁の具に。大量のオニオン、白菜漬け、蕗の煮物。おまけにクッキーのお菓子まで。超豪華な昼食になりました。毎回のことですが、思わぬ方から思わぬ差し入れに感謝します。ありがとうございます。

今年度から昼食費は300円固定としました。利潤があれば半年に1回ぐらい今日は無料という日が設定できたらと思います。県や市から補助金を受けていますから、食べる分は自腹でというのがわたしたちのせめてもの矜持(キョウジ)です。

昼食後、居合わせた運営委員を中心に、里山活動の保険について話し合いがありました。現保険はチェーンソーや刈払機の事故はカバーされていないとのことでビックリです。また毎回持参している救急箱の中身についても検討されました。いずれ話がまとまったら報告いたします。
 

Posted 11:36