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▼2017/9/12(火):9月例会10日、快晴
画像は里山の野草での生け花。久しぶりの快晴で日中は汗ばみました。しかし朝晩は風が涼しくなり、季節は確実に秋になってきているのを感じます。
本日の作業は稲の収穫と里山整備と二グループに分かれました。稲の刈り取りは天候や田んぼの様子との兼ね合いで、本日が最適との判断で人数を割きました。会員の全ての希望を満足するほどの収穫量ではありませんが、桑田里山米クラブが手塩にかけたコシヒカリを里山会員価格で頒布できます。不足分は協力農家から廻してもらいますから、どうぞ遠慮なくご利用ください。黒米も豊作で販売促進・販路拡大にご協力ください。

里山グループは傘亭とビオトープ回りの除草が主となります。手刈りで雑草をかき分けていくと植栽した彼岸花が芽を出していました。今年はちょうど彼岸の頃に満開になりそうです。何本か犠牲になりましたが愛嬌。気にしない。その他、自分が気になっている個所の雑草を刈り払機で整備しました。今年は天候不順で里山の野草も元気がなく、やや寂しく味気ない里山ですが、栗の実や柿の実、山クルミが収穫できそうです。

ビオトープ周辺にはオニヤンマが飛んでいました。水平に滑空するのがヤンマの特徴です。緑色のアゲハに出会ったという報告もありました。おそらくカラスアゲハです。カラスの濡れ羽色でメタリックに輝く美しい蝶です。後ろ羽に白い紋がある黒いアゲハはモンキアゲハで、温暖化に伴いいすみ市でも増えました。昔は九州にしかいなかった蝶です。イナゴやショウリョウバッタ(精霊蝗虫)、カマキリが逃げ惑います。ツヅレサレコウロギやオカメコウロギは鳴き声はすれども姿は見えず。

人間様が逃げ惑ったのはアシナガバチの巣に気付かずに手をつけた時です。一斉に飛び出して荒れ狂っています。そこで登場するのがとーちゃんことHさん。蜂用殺虫剤を手に吹き散らし、なんとか事なきを得ました。Hさんいわく、「殺虫剤をかけちゃうと蜂の子が食べられないんだよね。」

午前中後半の作業は高田造園さん式里山改善作業で、駐車場からビオトープに降りる階段を改良しました。段差を作り、竹と雑木枝や竹の消炭でステップの水はけと空気の流れを確保します。大栄寺の竹林改善作業での現場体験をしている会員が何人もいるので作業はあーだこーだ言いながら和やかに無事に完成しました。里山全体に改良を加えるとなると膨大な作業ですが、気長に少しずつ進めましょう。

昼食は新米でサンマ塩焼き定食です。大根おろしとカボスの代わりにKさんちの青柚子。付け合わせは野沢菜とMさん自慢の南蛮味噌。そしてキノコの味噌汁。デザートにTKNさんちのイチジクのワイン煮・TKHさんの柿、これで300円とは幸せです。秋刀魚の火おこしと焼き手はSGKさん,HSBさん、OKZさんが活躍しました。久しぶりに参加したHSBさんから1升瓶の差し入れがあり、左党の人はご満悦です。台所作業はMRK、TKH、KWGさんの3人が担当しました。
HSBさんは里山で「散策路」の案内表示を竹で作ったり、センターの「野菜の絵画」を交換したり、少しも自慢しませんが隠れた支援者です。

里山の例会に来ると思わぬプレゼントがあります。今回はゴーヤ、オモトの苗、アケビの苗がどうぞご自由にと提供されました。喜んで持ち帰りました。焼き残したサンマが1尾見つかり、じゃんけんの勝者がゲット。台所の後片付けは女性陣が総出で活躍しました。
さて、稲刈りの方は精鋭が派遣されていましたが、なにせコンバインが精鋭でないので大変苦労した模様です。(掲示板参照)。昼食もそこそこに午後の作業に出かけました。お米は八十八と書きますが、収穫までは八十八以上の作業があって大変です。昔の人は1粒たりとも無駄にはできないと感謝していただいたものです。身近に作業を見ているとその通りだなと思います。

10月の昼食は縄文人さんの里芋を使った鍋物の予定です。ご協力ください。


Posted 13:23