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▼2018/4/10(火):★4月例会8日 快晴
桜はほぼ散りましたが、タンポポが花盛り。自生のエビネが咲き、シャガが満開。植栽したニリンソウ、ヒトリシズカが花咲き春らしい景色です。
本日の作業のメインは人員を投入してアンズ林の環境改善です。また野草の状況の調査、そして鯉のぼりの設置と総会とで盛りだくさんの内容です。

アンズは植栽されたまま放置され野生化しているので、根回り周辺を掘り起こし、排水のための穴を掘り多少の肥料を与えました。今年は昨年よりもアンズの実が収穫できるでしょう。
尾根までの斜面の雑草・雑木を突き進んで、なんと数年前に植栽されたアンズを発見したのがMYGさん。雑草の中で当時のまま成長もせず、かといって枯れもせずに残っていました。おそらく植栽当時は、斜面全体をアンズにする計画だったのでしょう。この斜面のアンズに日が当たるように整備するのは大変な作業だと実感しました。

会員が自宅で育てたコナラの実生の苗、コゴミの苗、ウワバミソウ(別名ミズ)の苗を持参してくれましたので、あそこが良い、ここが良いと相談しながら植えました。来年は山菜が豊かになりそうです。
野草グループは植栽種や貴重種の周りを手刈りしたりながら、二つの発見をしました。地獄の窯の蓋の異名がある紫色のキランソウと小豆色のエビ●に白花変異種を見つけたのです。一株何千円といわれるような貴重種ですからその場所は会員以外には秘密です。

桑田里山の景観は近在の住民からも注目を浴びています。今年は鯉のぼりを上げないのかとせっつかれていましたが、ようやく多くの会員の協力で青空に翻りました。地面に横たえた綱に鯉をつけ、上空高くに綱をはるのはどうやるのか、なるほどと思われる方法で感心しました。MRKさんとAMNさんが大活躍でした。

待望の昼食はSZKさんの指導下で、インド直伝の豆カレー。ひよこ豆、レンズ豆のカレーでトッピングにサツマイモが入ります。甘めのカレーなのに後から香辛料の辛みがグッときます。野菜のマリネがつき、ニンジンの糠漬けは美代ちゃんの差し入れ。TKNさん、KRHさんがサポで入り、給食よろしく皆一列に並んで配給を受けて楽しく食事しました。ありがとうございます。とてもおいしかった。

食後は総会。規約などの若干の変更、新年度人事、レク保険から傷害保険への変更、会計決算報告と新年度予算の承認が行われました。
議論の中で、里山を公園化するのではなく、昔からの自然な里山が良いからツツジやキブシ、ツバキ、アケビなどを増やして欲しいという意見が出ました。
藪化しジャングル化した斜面をどうするか、落葉広葉樹を増やすことはドングリの実生苗を育てるなどで一部分、実行化されていますが、貴重な意見です。現にある果樹の利用などを含めた総合的なプランが求められているわけです。むずかしい面もありますが、なんとかみんなの知恵で方向性を定めていきたいものです。

食後は三々五々、自由な時間を過ごしました。竹林のタケノコがボコボコ出ていますからタケノコ堀に出かけた会員もいました。竹林にはクサイチゴが白い花を咲かせ、保護してきた千葉県の重要保護生物・絶滅危惧種のクマガイソウが独特の形の花をつけていました。タケノコだけに目がいかず、貴重な花も楽しんでください。


Posted 17:00