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▼2018/7/10(火):★6月例会、雨で流れて17日。

10日に予定されていた例会は17日に延期されました。いつもの第2週ではないので参加者はやや少なめでした。梅雨の間の野外活動の実施の有無の判断はいつも担当者泣かせです。2週続けて流れた場合は、その月の活動はありませんが、今までそのようなことはなったと記憶しています。

6月ともなると里山は濃い緑に覆われるようになり、雑草も元気いっぱい伸び盛りです。19日には日本TV系のヒルナンデスという番組の収録がこの里山に入るという連絡がありました。それで、見苦しくないようにと雑草刈りがこの日の主の作業になりました。

この番組は田舎暮らしの自給自足、どケチ生活って案外豊かだというコンセプトらしく、井沢のグリーン+の恩田さんの暮らし方に焦点が当たっています。お母さん方の自主保育“いすみっこ”が自然たっぷりの桑田里山をフィールドにして遊ぶことがあるので、その里山もカメラに収めようという企画です。
ところが収録当日、午前中からの撮影が押してしまい、里山には残念ながらちらっとしか寄りませんでした。7月4日と18日昼過ぎが放映予定のようです。

里山のアジサイは先月は害虫で見るも無残な姿でしたが、今月は持ち直して見事な花を咲かせていました。ビオトープ脇の桃や山胡桃は今年もたくさん実をつけています。オカトラノオは立派な花を多数つけ、多くの蝶が集まっていました。やはり蜜を供給してくれる花は昆虫が好きなようです。特記すべきはコムラサキという蝶に出会えたことです。

コムラサキは東京ではすでに絶滅し、千葉では絶滅危惧U類になっている貴重種で、わたしも何十年ぶりかに出会いました。この蝶が貴重であるのはもちろんですが、その蝶が生きていける環境がこの里山にあるのだということが重要です。桑田の里山保全活動は貴重種を子孫に残すという遠大な事業をしている自覚はなくとも、誇りに思って良いことだと思います。

もっとも自然が豊かであることは有害獣にとっても住みやすいということです。出会ったことはありませんが、以前からイノシシが侵入していた痕跡はありました。今月は小型の鹿であるキョンの痕跡を発見しました。ドングリ林下の下草が食べられていること、切り株からの萌芽枝がきれいに食べられていることからその侵入は確実です。となると里山の整備計画にも悪影響が及ぶ可能性があります。

さて草原の刈込は大体すんだので、撮影に見栄えの良い場所はと?と見てみるとヤマモモはもう1〜2週間先が採集時期で今はまだ早く赤く熟していない。アンズとウメの木はもう採集された後で、もはや残っているのはほんの少しだけ。
撮影のための里山活動ではないのでしょうがない。そのまま撮ってもらえばよいでしょう。

昼食は担当シェフが名乗り出なかったので急きょ、焼きそばになりました。火床の設営ならお手の物の方がいらっしゃいますし、鉄板上の焼きそばを手つき良くさばける人はたくさんいます。メインシェフという重責を担わなくとも良いだけ気が楽です。何回かに1回は鉄板焼きがこれから多くなるかもしれません。鉄板焼きにも様々なバリエーションがありえます。今回はスタンダードな豚肉+焼きそばでしたが次回は何になるでしょう。豪華なメニューを考えてください。

先月(5月)タイヤがパンクして難渋していたKNTさんから「お世話になりました」と今月の活動日に多数の飲み物(アルコールじゃないですヨ)が届きました。もともと善意だけで成り立っている団体ですが、善意と感謝の循環はうれしくなります。

Posted 21:47