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▼2018/12/11(火):★12月9日。年末の里山に定住協のツアーが加わって 
ようやく冬らしい天候となり、里山のもみじも色づき始めました。今朝は今季一番の寒さですから、焚火が恋しい季節です。
本日は定例の活動に加えて、いすみ市定住促進協議会主催の「地元とつながる旅(ツアー)」の皆様11名とそのスタッフが参加するということで朝から大忙し。50名近い人数の食事を用意し、食べる場所を準備し、里山活動へのちょこっと参加を企画しました。

一番最初にしたのは傘亭再建のために切り出しておいた杉丸太を何本も運び出し、即席のベンチにセットすること。これで食べる場所は確保されました。
次に里山紹介ということでKWが案内しました。植生や昆虫小動物の紹介、地理的自然的環境などを話しながら里山を半周。途中、急坂もあり難儀しましたが皆、若いのでクリア。人気があったのは冬イチゴを摘んで食べること、桑田第三堰の景観でした。

小休憩の後の作業体験は斜面での落葉広葉樹の植樹です。これはMTさん、SGさんが前日から準備を整えており、お客さんと一緒に穴を掘り、苗を植え、土をかぶせました。ミカン、キンカン、サルナシその他広葉樹。何年かすれば大きくなるでしょう。1穴に苗を3本まとめて植えたのは、そのうちの良好な1本を選抜するためにです。作業用の靴・衣服ではないのでやや苦労したようですが良い体験だったと思います。

千葉県からの補助金対象事業である尾根筋周遊歩道の整備作業は、今回は登り口の整備です。ステップを切り、焼き杭を打ち込んでロープを張りなおすなどの作業で、これはとても立派にできました。引き続き1月作業のメインになります。
剪定作業を行う計画でしたがこれはあまりはかどりませんでした。
ちょっと時間ができたので、OKさんの指導下でたい肥場がクヌギの下に設置されました。土壌改良事業のために集められていた廃棄瓦を下に敷き詰めたのはモグラがたい肥を荒らさぬように進入禁止の措置です。うまくいけば2年後にカブトムシなどの幼虫がうじゃうじゃゲットできることでしょう。

本日の昼食は山形風芋煮がメイン。ご愛嬌に黒米ご飯、竹飯盒で作った鶏の炊き込みご飯。埼玉の里山サポーターのKBさん差し入れの信州リンゴ。Yさんの白菜漬けとAさん提供のこうじ漬。
これらも前日から準備しました。2升炊きのガス炊飯器は「田んぼの学校」の吉田さんから借りました。当日ガスがつかないので苦労しました。里山の黒米の販売促進として試食用に5合炊きました。7種の具が入った竹飯盒ご飯は計1.2升用意。総計3.7升のご飯を総勢46人で食べちゃったことになります。それだけ野外での食事はおいしかったということでしょう。

8種類の具が入った芋煮は醤油ベース。安い牛肉で良いか高級牛肉か迷いましたが結局、両方入りました。里芋は定住協のWさんの畑から格安で購入。なんといっても下準備が大変で女性陣7人勢ぞろい。味付けは責任重大でMさん。巨大鍋だと調味料の見当もつきませんが、薄すぎず・濃すぎず、大変美味しく好評でした。
黒米ご飯も好評で、ついでに7袋も販売しました。
竹飯盒と芋煮の鍋はツアー参加者にも手伝ってもらいました。火の炎には原始的な魅力があります。バンバン燃やしたいとこですが火加減が微妙。竹飯盒はMさんが責任持っていました。やや太めの孟宗竹で勝手が違ったようですが、竹ご飯の出来上がりはちょうど良く、大変好評でした。
リンゴも蜜がたっぷりでおいしいデザートになりました。

里山を楽しんでいただけたら幸いです。何組かの方がいすみ市に定住すれば会員が増えるかもしれません。ともかく、定住協のスタッフや市の担当者の皆さんもお疲れさまでした。
午後からは道具類の後片付けや台所と食器類の片づけ。それと植え残した苗を残らず適当な場所に植えました。
来月は正月なので、昼食はお雑煮でしょうかね。


Posted 11:55