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▼2019/1/26(土):1月例会13日。昼食は餅つき。
平成の時代が終わる正月を迎えました。房総半島は連日カラカラ天気ですが、前日は珍しく雨が降り、当日が心配されましたが曇りのち晴れでまぁまぁの天候。風は寒い。参加者27名。
この日は昼食に餅つきが予定されていましたから、作業の段取り、事前準備が前日から進められていました。
例えばもち米を用意して浸水しておく、臼・杵を使用できるように保管場所から引き出して使用可能か点検するだけでも気をつかいます。その点では地元会員を中心にして準備し、当日は多くの会員の手を借りました。
みんなが喜んで新年を祝い、各自が会の発展に貢献しました。それがボラティア活動のあるべき姿の一つでしょう。改善すべき点は来年に生かすべく、ご感想をお寄せください。

会長の新年あいさつの後、本日の活動の指示がありました。メインは補助金対象事業である尾根筋の遊歩道を確保することです。ほかにキャンプサイト周辺のロープ張り。伸びすぎた樹木の剪定もありました。
その前に傘亭補修について説明がありました。これはいすみ市の補助金対象の事業です。すでに皆さんの協力で除伐され皮をはがれて丸太になった杉材が縦柱としてセットされ、その足元はクツと言われる土台とボルトで結ばれていました。傘部分の竹も横竿が張られて丈夫になりました。テーブルも椅子も磨かれて防水塗装を待っています。配膳台の補修も要望されました。まだ完成ではありませんが着実に進行している姿を見るのはうれしいことです。

尾根筋の遊歩道整備は人数を投入しましたので大幅に進展しました。ダーチャ方式を取り入れたステップづくり、道幅が狭い場所の拡幅工事、誘導用ロープ張りですが、250mほどの作業を完遂しました。
事前に準備したのはステップ用焼き杭、ロープ用縦杭、そして虎ロープ。その他必要なものはその場で不要樹木を伐採し、適当な寸法に切断して使いました。その辺の臨機応変はさすがです。
やわなスコップはひん曲がってしまい、過酷な土木工事には使い物になりませんでした。丈夫なスコップを買うことにしましょう。
残った作業は、尾根筋路からトンネル路を結ぶ左右二つの傾斜路線、トンネル路からメイン路を結ぶ傾斜路線の整備です。それでも今回完成したルートはとても歩きやすくなりました。地域の方々が利用して喜ばれる里山にするという活動の成果です。

さて昼食の餅つき準備に追われ、多くの女性会員が里山野外活動には参加できませんでした。なにせ、あんこ餅、黄な粉餅、ゴマ餅、納豆餅、海苔餅、ナメタケ大根餅、雑煮の準備がありました。用意したもち米は五升。これをカマド・セイロで適切に蒸し上げるのは責任重大です。担当はTKHさんでした。
会員の平均年齢が上がっているので、肝心の餅つきは「腰痛で」とやや遠慮気味です。それでもだんだん調子が上がってきました。つきあがるたびに奥で様々なお餅になって提供され、幸せな時間を過ごしました。共に作り共に食べる「共食」が良いのでしょうね。
世の中に餅つき大会は数々あれど、これだけの種類のつきたてお餅を食べられる行事を知りません。それが桑田里山の実力であり、贅沢な行事です。みんなの力を合わせれば「何かをすることができる」を実感します。

来月2月の食事はSさんがメインになって「キムチ丼」の予定です。作る人と食べる人が固定化するのは避けたいのですが、かといって強制的な当番制にするのも無理な人には無理な話です。裏方の仕事も経験の一つとして積極的に手を挙げてくれることを望みます。きっと誰かが手伝ってくれることでしょう。そうやって会が運営されてきました。

Posted 16:29