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▼2019/5/14(火):★五月の里山活動12日。曇り後,晴れ
朝から涼しくて作業にはちょうど良い。里山は雑草だらけで車を止める場所もありません。それで刻限前から何人もの会員が集まって駐車場の草刈りを行っていました。
ビオトープではアヤメとカキツバタがきれいに咲いており、五月の雰囲気です。菖蒲湯に使う菖蒲も育っていましたが、マコモと混ざって区別がつかないのが残念です。

本日の作業は先月に引き続き、アンズテラスの除伐材を運び出し、焼却すること。これがまた大変で何度も軽トラに除伐材を載せて往復しました。半日使って処分してもまだ残っています。また来月もこの作業が続くと思われます。「これが終了すれば、あと3年間は除伐しないで済むだろう」とは古参会員の話。
アンズテラスに自生していたアンズの若苗はアンズではなく、エノキだということでした。これは除伐せねばならないでしょう。MTIさんがアンズを取り木で増殖する作業を試みています。

二つ目の作業は平地部分、遊歩道の草刈り。面積が広いので大変です。どういうわけか今回は腰を痛めて戦力ならない会員が多く、草刈り機を操る会員は大活躍でした。アジサイは緑の葉を出していましたが虫食いがひどい個体も多く、紫の花がどれほど咲くか心配です。日陰で湿気ている環境が良くないのでしょう。
よく食中毒が報道されるトリカブトは順調に育っていました。ノブキは何人かの会員が収穫していました。キャラブキの材料にします。

三つ目の作業は里山を飾っていた鯉のぼりを撤収することです。山上の高い木に取り付けられたロープを外す作業は誰もが怖気づいて手足が出ません。それでAMNさんが腰痛持ちなのに頑張りました。誰かがやらねばならぬ作業ですが、高齢者が多いことがこの会の弱点かもしれません。きれいにたたんでセンターで来年まで保管です。

昼食はSさんがメインシェフでAさんとKさんが補助で、シラス丼とトン汁。添え物にKTさんのキャラブキ、新玉ねぎと塩昆布のサラダはAさんから。キャベツのキュウリの塩もみ、キムチ、タクアンがついておかわりし放題で300円はお得です。
食器類の後片付けは男性陣にお願いしたいと提案があり場が静まりかえりました。それでMRTさん、KTさんが引き受け、あとからMYGさんご夫妻が名乗り出て、すっかりきれいにしてくれました。

食後はMTIさんの友人、金子さんが埼玉からお越しになり里山の樹木講習会あり、10人ほどが参加し、2〜30枚の名札をつけました。
別途、黒米の田植えが急遽設定され、18日(土)には捕植です。田んぼに入って手で植えますからぜひご参加ください。昼食を出します。
なお、タケノコシーズンが終わり、27,500円の収入があったと報告されました。

トイレのPETボトルに黙って水を入れてくれているのはFJKさんです。
6月の昼食はビビンバ風の予定です。


Posted 19:04
▼2019/5/10(金):★4月14日 明け方まで雨だったが薄曇り。活動日和(ヒヨリ)。
年に一度の総会もあるので多数の会員が参加しました。後から考えれば平成最後の活動だったのですが、そんな感慨を持った人は誰もいなかったでしょう。
3月の活動の積み残しであるアンズテラスの伐採除伐した不要樹木の搬出と焼却が今月の最低限の仕事です。軽トラを横付けして、除伐材を積み上げて運べばすぐに終わる作業と思ったらそうはいきませんでした。現場にいるとあれも除伐、これも削除と気になっちゃうのですね。テラスをきれいにするために有志の作業が延々と昼まで続き、ずいぶんきれいになりました。
 4月の重要な作業といえば里山に鯉のぼりを掲げることです。地域の人々から寄付された鯉をもう一度青空に泳がせます。里山に鯉が泳いでいるのを楽しみにしている地元の人もいます。右の尾根と左の尾根の高い樹に登り張り縄をセットするのは年齢の割に身軽な会員。右左を張ったら綱を一度緩めて垂らし、そこで鯉をセットします。張り綱を再び緊張させれば鯉が宙に舞うのですが、右に偏ったり左にずれたりと、その調整が大変でした。鯉のぼりの設置も技術の継承が必要だと思ったものです。なお、鯉のぼりの鯉は1か月も空に舞っていれば消耗し破損します。それを事前に補修したのは女性会員有志でした。
 4月とは冬と春とのせめぎあい。枯草の中に春の草木が芽生えます。希少植物も山菜も侵略的外来植物も里山には生息しています。なるべく美しい里山にしようと気を配り、雑草の中の二輪草を救い出す会員がいました。二輪草と間違えて食中毒事件が起きるトリカブトも新芽を広げていました。里山会員はぜひその違いを見比べて実感してください。
大変残念なことに食べごろに育ったタラの芽がほとんど外部の人間に切り取られて持ち去られました。十数年の里山活動で初めてのことです。
 ビオトープにはある程度の水深があり、アオミドロのような緑藻類が繁茂し景観がよくありません。どうすればよいか試行錯誤が続いています。なお、ビオトープ脇に放置されていた竹炭を女性陣だけで周囲の地盤改良に埋め戻して利用しました。

お楽しみの昼食は季節の食事・里山のたけのこご飯。トン汁。フルーツサラダ。漬物。材料を提供し、準備してくれたのは会員、そして作ってくれたのも差し入れてくれたのも会員。昼ごはんも皆の協力でおいしくいただいています。ぜひ年に何回かは裏方作業にご協力ください。
今回は会員のご家族知人が2組5人ほど参加しました。おせんべいの差し入れがあり、じゃんけんで勝った人がありつけました。勝っても負けても大笑いでした。

 食後の総会の主な議題は人事と予算。ボランティア活動の計画・準備・片付け・書類整備など負担が個人に偏重にならぬよう分担する役員が選出されました。予算は活動内容の総括と密接に絡みます。
様々な積極的な改善案が出ました。Sさんが安全講習会の有資格者で刃物砥ぎの名人であることも紹介されました。さっそくセンターの包丁を研いでもらいましたがさすがです。つる性植物を集めた棚の作成や、果樹の積極的な手入れなどが話され、会員皆さんの持てる力が自由に発揮され、交流される会になるような予感がしました。

Posted 20:51
▼2019/3/12(火):★年度末の活動日は快晴のち雨(3月10日)
晴れと雨が交互に続いて三寒四温。暖かな朝で、作業中は上着がいらないくらいでした。花粉はまだ猛威を振るっていますが、杉の梢は赤から緑に回復しつつあります。よく見るとビオトープでは日本赤ガエルや東京サンショウウオの卵塊が見えました。田んぼではシュレーゲルアオガエルのコロコロという鳴き声が聞こえます。梅の花が満開でフキノトウが顔を出しました。里山はもう春です。

本日の主な活動はアンズテラスの桑田堰側のブッシュの除伐と整理。ここは数年間にわたり手が入っていなかった区域です。すっかりやぶ化しています。数日前の雨で地盤がゆるくて危険な斜面ですが、チェーンソー、刈払い機、手鎌、枝切りバサミなどを駆使して奮闘しました。大人数で作業しましたからどんどんはかどります。その作業中、Fさんがシュンランを見つけました。掃きだめの中の鶴のような輝きがあります。
しかし、思いのほかの難作業と膨大な量のブッシュなので来月も作業が必要と思われます。また作業しやすい斜面になるように縦横の作業路が必要だとの意見がありました。その通りだと思います。
除伐した樹木は一部を傘亭脇に運び出しましたが、時間切れで大部分は道路わきの空き地に積み上げてあります。これの運び出しも来月の作業です。

途中から“春二番”のような強風が吹いてきて炭焼き小屋のトタン屋根がバタバタあおられていました。Mさんがありあわせの釘で仮止めていました。その後Aさんが補修しました。
ビオトープの小島もきれいさっぱりと手鎌で除草されました。桜のつぼみはまだまだですが幹に細い糸のような虫がついているのにKさんが気付き気にしていました。何でしょうか。
枯草の中で移植したニリンソウが芽吹いていました。ニリンソウの若葉とよく間違えられるトリカブトの新芽も出ていました。4月になったら刈り払い禁止の目印になるように植物名の表示をしようと思っています。

傘亭で昼食の予定が急に大粒の雨が降ってきてセンターへ移動しました。昼食は女性陣が腕を振るい野菜たっぷりキノコ入りカレーにメンチが付きました。あわせて春キャベツのコールスローサラダ、山芋の漬物、高菜漬け、夏ミカンと大型レモン。たいへんな御馳走でしたがおかわり自由で300円。昼食会計は年間を通して黒字でした。黒字分を会員に還元する方法を考えてください。

食後、今後の活動の在り方を話し合いました。ネット環境にないけど連絡が欲しいとは当然ですね。何をやるかわからず集合して草刈りばかり。以前は午後も活動していた、工具が使いっぱなしで困る、特定の人に負担がかかっている、仕事を分担して協力しよう、昼食時に短時間でも本日の報告と来月の課題など話し合うのが良い、果樹を担当してきたが皆に呼びかけにくい、イノシシ除けの電柵が作業の邪魔、計画がはっきりすれば目標がはっきりするなど様々な意見が出ました。
来月は4月、新年度の総会があります。今日出た意見を生かした提案ができれば良いなと思っていますが、さて、どこまで具体化するか。会員諸氏の積極的なご意見と行動をお願いいたします。

4月の昼食は里山のたけのこご飯の予定です。

 

Posted 10:09
▼2019/2/19(火):★2月例会10日、この日だけ晴れ
土曜も月曜も雨だったけど、日曜の活動日だけは晴れました。寒さは本当に厳しい朝で、いつも早めに来て焚火をしてくれる会員が休みだったので震えました。ビオトープも凍っていました。

本日の主な作業は補助金対象の尾根筋道を完成させ、尾根筋道から下に降りる補助道を作ること。左の下り道は第2桑田堰へつながり、右の下り道はトンネルへ続く道とつながり、さらに下へ降りるとタラノ木林の方へ行きます。それぞれルートはあるのですが手入れ不行き届きでかなりあれているので、そこを整備する仕事です。階段を作って歩きやすくします。それがまた大変で苦労していました。
必要な部材は手ごろな太さの不要材を切り倒して切りそろえ、杭や横棒を作りながらの作業であり、ステップを切るためにスコップを使うのも重労働の土木作業です。
後日、市役所の担当者が現場の状況を確認に来ましたが、よくできていると感心していました。

別のグループは大切にすべき樹木に寒肥を施しました。幹から少し離れた位置――根の先端部分あたりに穴を掘り肥料を施し、土をかぶせます。この作業もなかなか大変ですが頑張りました。
また、常緑のシイ、カシの不要樹木を除伐しました。落葉するドングリ類に日が当たるようにします。

寄ってたかって苦労した作業が、二つあるトイレの一方の扉があかなくなったのを開くように修理することでした。扉があかない理由がわかりません。外からカギをかけたからと疑いましたが、カギ自体がないのでその線は消えました。しょうがないので天井のボルトを外して無理やり天井を外して脚立を立て、中に入ってみて驚いたのはカギの部分が泥で固められていることでした。
犯人はドロバチ(泥蜂)のようです。泥を固めて巣を作る蜂で、単独行動なので群がって襲うことはありませんが、いざとなれば危険な蜂であることに変わりはありません。なんでこんなところに泥で固めた巣を作ったのか不明ですが、どこか開いた隙間から出入りして巣を作ったようです。これを撤去して、無事、二つのトイレが使えるようになりました。ありがとうございました。

11月のビオトープの「水を全部抜く」作業で気づいたことは生態系が貧弱であったことです。貪欲な鯉が何匹もいたこと、アメリカザリガニが棲みついていること、ジャンボタニシが多いことがその原因かと思われます。今回見てみますと、ショッキングピンクのジャンボタニシの卵塊が見当たりません。鯉は桑田堰に逃がしたのでいません。うまくいけば今年はビオトープの生態系が少しずつ復活し、東京サンショウウオの三日月型の卵嚢が見られるのではないかと思っています。

お待ちかねの昼ごはんはセンターで。メインはミツコさんのキムチ丼。豆腐のコンソメスープ、漬物。サプライズは女性陣からチョコレート。TKNさん、KRHさんが昼食手伝いに入りました。長ネギや漬物が会員から差し入れされておいしい昼食でした。
来月(3月)は4月例会の日に里山に翻る鯉のぼりの鯉の補修をお針子さんたちがセンターで行いますので、ついでにカレーも作ってくれることになりました。頑張りましょう。

困っていることがあります。事務局で里山の世話役をしていた村木さんは仕事が忙しくなり活動に参加できない状態が続いています。天野さんがこの間、代行していますが4月からは新しい世話役を立てねばなりません。だれだって重い責任は負いたくありませんが、あんなことやりたい、こんなことしたいという人が活動の音頭を取ってくれることを期待しています。責任者だなんて考えませんから気軽に応じて音頭取りになってくださるようお願いいたします。


Posted 09:39
▼2019/1/26(土):1月例会13日。昼食は餅つき。
平成の時代が終わる正月を迎えました。房総半島は連日カラカラ天気ですが、前日は珍しく雨が降り、当日が心配されましたが曇りのち晴れでまぁまぁの天候。風は寒い。参加者27名。
この日は昼食に餅つきが予定されていましたから、作業の段取り、事前準備が前日から進められていました。
例えばもち米を用意して浸水しておく、臼・杵を使用できるように保管場所から引き出して使用可能か点検するだけでも気をつかいます。その点では地元会員を中心にして準備し、当日は多くの会員の手を借りました。
みんなが喜んで新年を祝い、各自が会の発展に貢献しました。それがボラティア活動のあるべき姿の一つでしょう。改善すべき点は来年に生かすべく、ご感想をお寄せください。

会長の新年あいさつの後、本日の活動の指示がありました。メインは補助金対象事業である尾根筋の遊歩道を確保することです。ほかにキャンプサイト周辺のロープ張り。伸びすぎた樹木の剪定もありました。
その前に傘亭補修について説明がありました。これはいすみ市の補助金対象の事業です。すでに皆さんの協力で除伐され皮をはがれて丸太になった杉材が縦柱としてセットされ、その足元はクツと言われる土台とボルトで結ばれていました。傘部分の竹も横竿が張られて丈夫になりました。テーブルも椅子も磨かれて防水塗装を待っています。配膳台の補修も要望されました。まだ完成ではありませんが着実に進行している姿を見るのはうれしいことです。

尾根筋の遊歩道整備は人数を投入しましたので大幅に進展しました。ダーチャ方式を取り入れたステップづくり、道幅が狭い場所の拡幅工事、誘導用ロープ張りですが、250mほどの作業を完遂しました。
事前に準備したのはステップ用焼き杭、ロープ用縦杭、そして虎ロープ。その他必要なものはその場で不要樹木を伐採し、適当な寸法に切断して使いました。その辺の臨機応変はさすがです。
やわなスコップはひん曲がってしまい、過酷な土木工事には使い物になりませんでした。丈夫なスコップを買うことにしましょう。
残った作業は、尾根筋路からトンネル路を結ぶ左右二つの傾斜路線、トンネル路からメイン路を結ぶ傾斜路線の整備です。それでも今回完成したルートはとても歩きやすくなりました。地域の方々が利用して喜ばれる里山にするという活動の成果です。

さて昼食の餅つき準備に追われ、多くの女性会員が里山野外活動には参加できませんでした。なにせ、あんこ餅、黄な粉餅、ゴマ餅、納豆餅、海苔餅、ナメタケ大根餅、雑煮の準備がありました。用意したもち米は五升。これをカマド・セイロで適切に蒸し上げるのは責任重大です。担当はTKHさんでした。
会員の平均年齢が上がっているので、肝心の餅つきは「腰痛で」とやや遠慮気味です。それでもだんだん調子が上がってきました。つきあがるたびに奥で様々なお餅になって提供され、幸せな時間を過ごしました。共に作り共に食べる「共食」が良いのでしょうね。
世の中に餅つき大会は数々あれど、これだけの種類のつきたてお餅を食べられる行事を知りません。それが桑田里山の実力であり、贅沢な行事です。みんなの力を合わせれば「何かをすることができる」を実感します。

来月2月の食事はSさんがメインになって「キムチ丼」の予定です。作る人と食べる人が固定化するのは避けたいのですが、かといって強制的な当番制にするのも無理な人には無理な話です。裏方の仕事も経験の一つとして積極的に手を挙げてくれることを望みます。きっと誰かが手伝ってくれることでしょう。そうやって会が運営されてきました。

Posted 16:29
▼2018/12/11(火):★12月9日。年末の里山に定住協のツアーが加わって 
ようやく冬らしい天候となり、里山のもみじも色づき始めました。今朝は今季一番の寒さですから、焚火が恋しい季節です。
本日は定例の活動に加えて、いすみ市定住促進協議会主催の「地元とつながる旅(ツアー)」の皆様11名とそのスタッフが参加するということで朝から大忙し。50名近い人数の食事を用意し、食べる場所を準備し、里山活動へのちょこっと参加を企画しました。

一番最初にしたのは傘亭再建のために切り出しておいた杉丸太を何本も運び出し、即席のベンチにセットすること。これで食べる場所は確保されました。
次に里山紹介ということでKWが案内しました。植生や昆虫小動物の紹介、地理的自然的環境などを話しながら里山を半周。途中、急坂もあり難儀しましたが皆、若いのでクリア。人気があったのは冬イチゴを摘んで食べること、桑田第三堰の景観でした。

小休憩の後の作業体験は斜面での落葉広葉樹の植樹です。これはMTさん、SGさんが前日から準備を整えており、お客さんと一緒に穴を掘り、苗を植え、土をかぶせました。ミカン、キンカン、サルナシその他広葉樹。何年かすれば大きくなるでしょう。1穴に苗を3本まとめて植えたのは、そのうちの良好な1本を選抜するためにです。作業用の靴・衣服ではないのでやや苦労したようですが良い体験だったと思います。

千葉県からの補助金対象事業である尾根筋周遊歩道の整備作業は、今回は登り口の整備です。ステップを切り、焼き杭を打ち込んでロープを張りなおすなどの作業で、これはとても立派にできました。引き続き1月作業のメインになります。
剪定作業を行う計画でしたがこれはあまりはかどりませんでした。
ちょっと時間ができたので、OKさんの指導下でたい肥場がクヌギの下に設置されました。土壌改良事業のために集められていた廃棄瓦を下に敷き詰めたのはモグラがたい肥を荒らさぬように進入禁止の措置です。うまくいけば2年後にカブトムシなどの幼虫がうじゃうじゃゲットできることでしょう。

本日の昼食は山形風芋煮がメイン。ご愛嬌に黒米ご飯、竹飯盒で作った鶏の炊き込みご飯。埼玉の里山サポーターのKBさん差し入れの信州リンゴ。Yさんの白菜漬けとAさん提供のこうじ漬。
これらも前日から準備しました。2升炊きのガス炊飯器は「田んぼの学校」の吉田さんから借りました。当日ガスがつかないので苦労しました。里山の黒米の販売促進として試食用に5合炊きました。7種の具が入った竹飯盒ご飯は計1.2升用意。総計3.7升のご飯を総勢46人で食べちゃったことになります。それだけ野外での食事はおいしかったということでしょう。

8種類の具が入った芋煮は醤油ベース。安い牛肉で良いか高級牛肉か迷いましたが結局、両方入りました。里芋は定住協のWさんの畑から格安で購入。なんといっても下準備が大変で女性陣7人勢ぞろい。味付けは責任重大でMさん。巨大鍋だと調味料の見当もつきませんが、薄すぎず・濃すぎず、大変美味しく好評でした。
黒米ご飯も好評で、ついでに7袋も販売しました。
竹飯盒と芋煮の鍋はツアー参加者にも手伝ってもらいました。火の炎には原始的な魅力があります。バンバン燃やしたいとこですが火加減が微妙。竹飯盒はMさんが責任持っていました。やや太めの孟宗竹で勝手が違ったようですが、竹ご飯の出来上がりはちょうど良く、大変好評でした。
リンゴも蜜がたっぷりでおいしいデザートになりました。

里山を楽しんでいただけたら幸いです。何組かの方がいすみ市に定住すれば会員が増えるかもしれません。ともかく、定住協のスタッフや市の担当者の皆さんもお疲れさまでした。
午後からは道具類の後片付けや台所と食器類の片づけ。それと植え残した苗を残らず適当な場所に植えました。
来月は正月なので、昼食はお雑煮でしょうかね。


Posted 11:55
▼2018/11/18(日):★11月例会11日 穏やかな日でした
立冬はもう過ぎたのに冬だとは思えない温かい日々が続いています。
先月は活動が中止となったので今月はなんだかんだで35名もの参加がありました。里山で自分の役割を見つけて里山再生に各自の能力を発揮し、各自の生きがいに少しでも役に立つならうれしいことです。

今月の作業のメインはビオトープの水を全部抜く、です。単なる水溜りに化していて水生生物のサンクチャリティ(聖地)とは程遠いのではないかという疑問が出てきたからです。簡易発電機で池の水を吸い上げて排水路に流しますが、そのためのホースの設置作業もひと苦労。池の底はドロドロで底なし沼状態で池の中に入った人は悪戦苦闘。それでもだんだんと水位が下がり、たも網などでドジョウや小魚、ちいさなエビ、ヤゴなどを救助しました。ジャンボタニシやアメリカザリガニは外来の悪質種ですから保護しません。
大型の鯉や鮒も悪食で要注意種ですが逃げ回って捕獲できません。ビオトープの生物相が貧弱なのは彼らのせいだと思われます。捕獲できたのは昼食後で、その時はもう胸元まである長靴にもかかわらず全身泥だらけ。Mさんが大奮闘でした。鯉・鮒は食べたいという人がいなかったので桑田堰に流しました。まだ残っている可能性があります。

別の班はアンズ畑上の園路の整備に精を出しました。歩きやすくなっただけでなく、やぶが刈られて周囲の空気の流れもよくなったことでしょう。

三番目の作業は竹炭の準備作業で、竹林から切り出された竹を窯前に運び込み、炭焼きに際して竹が爆発しないように節を抜きました。量が多いのでこれも大変な作業でした。

里山には柿が実っていましたからもぎ取って食べている人がいました。無駄に落ちるより食べた方が良いに決まっています。朝、会員が集まる前にAさんが千葉県特産の「Qナッツ」、Mさんがみかんと焼き芋を用意してくれました。
昼食のトン汁は大根、里いも、長ネギはFさんの畑から差し入れ。サンマは市販品ですがユズはそこに実っていたのを流用。サンマのBBQは近火の強火気味で真っ黒けなのに身は半焼け。でも、おいしかった。
思わぬ差し入れは赤穂の殻付き牡蠣。里山応援団のニコニコさんの差し入れで小型ですが身は詰まって絶品でした。お米はもちろん里山の新米で、会員の差し入れはさらに、キュウリや大根の漬物、酢だこ、手作りコンニャク、玄米酵素ご飯、麩菓子など、お名前を列挙しませんが次々に出されました。
こんなにおいしい昼食が300円ならば毎日お願いしたとはHさんの発言。みんな同意して大笑いです。
台所を担当したのは女性会員3人と炭火準備の男性会員2人です。感謝。

来月(12月)の活動は移住促進の地域団体との共催になるので多人数が予想されます。昼食を食べながらの女子会では、みんなで協力して頑張ろうとなったようです。
里山活動は裏方さんの活動で支えられている側面もあります。調理が苦手ではない男性会員の出番もありましたが、肉体労働だけではなく、こちらの方面でも隠れた才能を発揮する会員が多くなればいいなと思っています。


Posted 16:20
▼2018/8/20(月):★8月例会19日。やや過ごしやすい夏日。
連日の猛暑の中、ふと訪れた秋のような一日。それでも作業中は暑い。先週の活動日は朝から猛烈な雨だったので本日に延期。予定が変わると参加者は少なくなります。途中で出入りがあってそれでも計14名。世話役が何人か欠け、今日は臨時にあまちゃんが朝の打ち合わせを主宰しました。
指示された作業は@アンズのテラスの上斜面の道路開拓、Aアジサイロードの草刈りですが、Bビオトープへの流れ上部のブッシュの草刈り、Cアジサイの剪定、Dビオトープ周辺の草刈りが会員から提案され、そうなりました。
やりたいことをする、やらねばならぬことをする、やれることをするなど活動の許容範囲が広いのがこの会の特徴でもあります。ぜひ積極的に自己主張して、やってよかったという活動にしたいものです。

最も困難だったのはアンズテラス上部の散策・作業道の開拓でした。たぶん10年以上放置されていたので原野と化しすでに道はなく、それを急な斜面の草を刈り太い根を切断しながら道を作ります。この作業に適した唐鍬(カラグワ)が欲しかったという声があり、さっそく次の作業日までには用意することとしました。
ビオトープへの流れ上部の急斜面もブッシュを払うのは大変でした。背丈の高いブッシュに隠れていた梅の木を3本も切っちゃったよと言っていました。10年ぐらい前、キイチゴを残して刈ってくれと言われたのにみんな刈っちゃたことを思い出しました。初代会長の故石井さんが打ち合わせの時、「草払機で切っちゃうと後からボンドではくっつかないので注意してください」と言っていたのも思い出します。「あれは南高梅で、高いんだよ」だなんて冷やかされていましたが、もちろん非難めいた口調ではなく、難作業をいたわる温かさがありました。
アジサイロードの入口はアジサイが強剪定されてすっきりとした景色になりました。

フィールドはどこも夏の緑一色の雑草だらけですが、黄色のオミナエシ、赤いキツネノカミソリが咲き、柿やドングリが実をつけ始めていました。
どこからやってきたのか、アゲハらしきサナギがあり、七色に輝くタマムシが多数飛んでいました。カブトやクワガタは見当たりません。今年はコシアキトンボも見当たりませんが、シオカラトンボやムギワラトンボが飛び交い、オニヤンマらしき個体を見かけた人もいました。
セミは大合唱で、こうなるともうホワイトノイズになって気になりません。
耳をすませば、秋の虫も勢いを増し、キリギリスやコウロギが目立ちました。

昼食は冷や汁で、作るのは初めてというサヤさんが担当です。ナス・大葉はAmさん、キュウリはKさん、麦味噌はMさんの差し入れ、卵焼きと巨峰が付きました。味はやや濃いめでしたが肉体労働の後の塩分補給はありがたかった。反対に卵焼きは甘め。巨峰は最近入会したKtさんの差し入れで新鮮。お孫さんが来るからと、ちょこっと参加のつもりだったそうですが、けっこう活躍してくれました。
食後のデザートはAmさんの大きなスイカで、とても中身が充実しておりおいしかった。Kさんが即席の講師となり、みんな平等となる三角錐型の切り分け方を披露しました。
なお、センターの切れなくなった包丁を研いでくれたのもAmさんです。これで台所作業がずいぶん楽になったとは昼食担当者の話。会員には多彩な人物が多く、なんでも相談してみると解決することが多い。ぜひ一声かけてください。

午後からは黒米の稲刈り準備のため、農業機械のメンテナンスに有志で取り組みました。おって稲刈り作業日は掲示板で連絡します。多数のご参加を希望します。
地元のコシシヒカリも受け付け中。ご連絡ください。1袋30kg単位。頒布価格は昨年並みかな?

作業に必要な工具類など新規購入希望は声をかけてください。必要な小物類を自己判断で買って準備した場合は領収書をお願いします。お支払いいたします。
来月(9月)の昼食は久しぶりに手作りではなく、カサヤさんの爆弾コロッケ弁当の予定です。
会からの補助があり、いつものように300円の予定。ご期待ください。


Posted 19:15