▼第9号07.10.01   
北村 典子
販路の拡大にお力をかして下さい。
今年も黒米がたくさん収穫できました。センターにずっしりと置かれています。
暑い日の田植え、草取り、草刈り等の重労働は大変です。(といっても私はそばでいつもうろうろするばかりですが)
何よりも、毎日見回りをしてくださっている、江澤さん石井さんをはじめ地元の方々のおかげです。
8月25日、「台風が来る。天日干ししている黒米を明日取り込もう」と連絡が入り急遽作業。たくさんの人の応援でおだがけしてあった稲がどんどんとりこまれていきました。大勢での作業のなんと速いこと。
稲刈り、おだがけ、脱穀、もみすり・・・あれよあれよと言う内に今年も見事な黒米が去年の6倍もの収穫がありました。大きな満足感を伴った収穫の喜びを味わった秋でした。
桑田里山の会・田んぼクラブ作、超低農薬黒米。「こんなに採れて、売れるのかなあ」というのが今のところの悩みです。去年はふるさと祭りで沢山のお客様の手にわたりました。なんと、自分たちで育てた物を売る事も、とっても楽しいのです。
最大の楽しさはなんといっても自分たちで作った米を食べる喜び、贅沢気分にひたれます。ということで、皆様、10月の定例会のお昼は黒米のおにぎりの予定です。お昼を食べて、また、販路拡大にお力をかしてください。

(有)渡邉土地建物:中村 正
先ず会員でありながら行事に参加できませんで大変申し訳ありません。『里山』いい響きですね!里山を辞書で引いてみますと『人里近くにある生活に結びついた山』と出ていました。まさに田舎暮らしを望む方の気持ちを表したことばだとおもいます。
 来社されましたお客さまによく里山の会の事は話題にし、竹炭、黒米、燻製、梨の栽培等々すごく頑張って活動してますね・・・とお話いたしますと、すごく関心を示しますね。
 都会から来て土地・建物を求め田舎生活に入るわけですが、中にはご近所との付き合いや土地の慣習などでご苦労されることもあるかもしれません・・・昔から『郷に入れば郷に従え』そんな言葉がございます。そんな時、この里山の会の存在は意義あると思います。
 いま会員は70〜80人ぐらいと聞いています、参加することで会員皆様の経験談や地域の情報、お友達も増え、などなど多くを得ることができます。これは大きなポイントだと思いますので、ぜひぜひ入会お勧めです!
ある時弊社でお客様に里山の会のことをお話ししましたら早速入会されたとのことでした。しかし当社で物件は買って頂けませんでした・・・まあ・・・それもありで・・・それでよいのでしょうね?・・・
最後に会員皆様のご発展とご健康をお祈り申しあげます。

川口 和也
 子供の頃「山カカシ」という蛇がいることを知って、山のカカシとは奇妙な名前だと思ったものです。実は「カカシ」ではなく「カガチ」だと知ったのは随分たってからの事でした。
 「カガチ」とは古代語で「輝く神」という意味です。その赤い蛇体がヌメヌメと輝くように見えるためなのか、それとも二つの目が怪しく輝くからなのか、ヤマカガチは「山に住む輝く神」という名を持っています。
 古代人は山や谷を切り開いて畑にしましたが、そこの先住民である蛇を恐るべき神としてあがめ、尊敬してきました。
 現在でもご神体は蛇だという神社は数多くあります。沼や池の水神様の小さな祠もその実は蛇でありましょう。
 桑田にも毒蛇やヤマカガチが出没します。「すみませんが、ここは人間様の領地となりました。よろしく」とご挨拶すれば退散してくれるでしょう。たぶん。

センター長:佐藤 務
センター開設丸三年が経過、その間、仲間の協力を戴き少しずつ体裁が整って参りました。
 一泊千円の利用料を戴き、年間八万円の固定資産税も滞ることなく支払う事ができました。ここに、センター利用者に御礼申し上げます。
 夏の里山は遊びが一杯でした。蛤採り、磯遊び、岩牡蠣採り、梨モギ、稲刈りと、いくら時間があっても足りません。これからは磯釣りの季節とか。仲間にはプロの釣師がおりますので、是非とも一度お越し下さい。
 皆様のご利用をお待ちしております。
                          『刈り後に ひと花のこる 野かんぞう』

斉藤 道子
 里山の会に入れて頂いて早三年、四年?、年を取り過ぎて忘れてしまいました。女性陣の食事係にあえて加わらず、アウトドア作業のグループに加わり、鎌を片手に草刈りに汗を流しておりました。刈っても刈っても生えて来る草刈りは文字通り草との戦いです。
 実は内緒ですが、この戦いは脂肪との戦いにも大変有効です。三門の自宅の草刈りも一千uもあるので機械を使うようになり、9月の里山でも草刈りと聞き、何台かある内の一台を取り大丈夫?と、言われながら使用し楽しく作業をやる事が出来ました。
 以前はマンション住まいだったので、お箸(※)よりも重いものなど持った事がなかったのですが、最近は鉈はもとより、電動丸のこまで自由に使えるようになりました。
田舎に生活するという事は本当に体力がいることなのですね。里山の保全は海の保全と同時に行っているのだと言われても「風、桶」以上に、私には理解出来ない事なのですが、この年になって汗を流して共同作業や、新しく出来た多勢の仲間とのワイワイ言いながらの食事は楽しいひと時です。
最後に畑仕事をして詠める腰曲がりを一句
                            『畝作り 三歩耕っては イナバウアー』
私同様一寸古かったでしょうか。
(※餅つきの杵の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます)

●里山の会スケジュール             ●主な活動内容
10月1日(月) 里山通信第9号発行        *里山の樹木の不要な枝を取り除く作業
10月14日(日) 里山の会 第1活動日       *里山の草刈り
*毎月 第2日曜日・・・第1活動日         *植林した樹木のつるはずし
*   第4日曜日・・・第2活動日         *炭焼き 等
10月21日(日) 大原物産展 黒米販売       *遊歩道の整理
11月3日(土) いすみ市ふるさと祭り     ◆尚、いすみ市と姉妹都市にある東京都墨田区
10日(土)・11日(日) 千葉市栄町物産展示会   の「すみだ祭り」に黒米販売のため参加予定
 11日(日) 里山の会 第1活動日        *10/6・10/7 錦糸公園野球場
12月15日 里山通信第10号の原稿締め切り     PM10:00〜PM5:00