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目が覚めるとそこはくらい、くらい 闇。
「ん・・・んん!!」
喋ろうと思ったが、言葉がでない。まず、自分は今どういった状態なのかを
確かめた。
「っ・・・!!??」
ロイドは目を大きく見開いた。自分は裸に腕と足を縄で縛られていた。
口は布のようなもので縛られている。
「起きたみたいだね。ロイド君」
「!!」
声がするほうを見るとそこには恋人のゼロスが立っていた。
ゼロスはロイドの後ろへ回るとロイドの口を縛っていた布を解いた。
「はぁっ・・・。ゼロス、ありがと・・・」
「・・・」
「?・・・あ、ゼロス。ここどこ?あと俺どうして・・・」
「ここは俺様の家の地下だよ。」
そう言うとゼロスはロイドの頬をさすった。
「そんなことよりさ。ロイド君、俺様のこと愛してる?」
「は?・・・///」
こんなときに、こんな場所で何を・・・
「どうなの・・・?」
「ぅ、うん。・・・愛、してるよ///」
それを聞いたゼロスはその言葉を合図にするかのように拳を高く
上げると、その拳を思いっきりロイドの頬へ下ろした。

ガッ

「うっ!!!!」
ゼロスのパンチを喰らったロイドは後ろへと倒れた。
ゼロスは倒れたロイドの髪を乱暴に掴んだ。
「ぁぁ・・・!!」
するとゼロスは今までに見せたこともない冷やかな笑みで
ロイドを見つめる。
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