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「  ウ ソ ツ キ  」
一言。そう呟いた。
ロイドはどうして自分がこんな場所で、こんな格好をしているのか。
どうして自分は恋人に殴られたのか、分けがわからず
パニックになっていた。
「殴られて感じてんの?」
フッ、と笑ってゼロスが下に指を指す。
下を向くとゼロスの言った通りロイドの分身はふるふると
震えながら勃っていた。
「あ・・・///」
「どうしたの?ロイド君。もっと俺様に殴られたいの?何なら鞭もあるんだぜ?」
どこからかゼロスは鞭を取り出し、鞭でロイドの太ももを目がけて叩いた。
バシッバシッと鈍い鞭の音が暗い部屋に響き渡った。
「ああ!やっ!いた、いっ!!!」
ピタ、と鞭を振り下ろすぜロスの腕が止まった。
「こんなイヤらしいところ、しいなが見たらなんて言うだろうね?」
「なぁ?ロイド君?」

「この前、しいなとヤッたでしょ?」
「!?・・・それは」
ゼロスの言う通りロイドはしいなとそういう行為をした。
「『それは』?」
「ごめん・・・なさい。ゼロス・・・」

「許さない。」
無言でゼロスは床に転がっていた空っぽのワインのビンを手にする。
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