巡り逢い
そしてまた、別れる・・・
それが運命なのなら、仕方ないよね
だけどそれだと、永遠に幸せになれない
そう思う
だけど君は違う、そういったんだ
巡り逢うという事は
幸せなことなんだ、と
別れてしまうのは当たり前
であったのなら、別れがある
その中で
この世界の中で
巡り逢えたことは幸せなこと
それ以上のものはない
こんなにも人がいて
その中で出逢えたのだから・・・
また、逢えるよね
また、いつの日にか・・・
翼の折れた天使
夢も希望も、すべて捨ててしまおうと思った
何もかもがイヤになった
天使は嘆く
天使は夢も希望もすべて捨ててしまう代わりに
翼が折れた
もう、前のように空を自由に飛ぶことができない
天使は後悔した
どうして夢を、希望を捨ててしまったのだろう、と
折れてしまった翼はもう戻ることはない
けれど、天使は諦めなかった
一度捨てた夢を取り戻し
希望を胸に翼が戻ることを願った
すると、ある月が輝く夜に眩い光が
翼の折れた天使を照らした
すると翼は昔のように綺麗になっていた
そのとき、天使はおもった
夢や希望は捨ててなんかいけない
生き物は夢に向かい走り続け、希望を胸にしなくては
生きていけないのだと
一度捨ててしまったのなら取り戻せばいい
たとえソレが不可能であっても
諦めずに・・・
そうすれば、一度失ったものだって
必ず、何かの形で帰ってくる
同じ形として、違う形として・・・
二人であったあの頃を懐かしく想いだすよ
夕日に朱く染められた君の表情が心の中で再生される
二人で歩いたあの道も
二人で話したあの土手も
話の内容も・・・すべてついさっきの事のように
思い出せる
あの頃の僕らはまだ幼かったんだ
傷つけあって、泣いて、
独りで苦しんで、お互いに本当の気持ちを伝えられずに
過ごしたんだ
今思えばすごく、すごく後悔する
だけど、今更どうにもならにんだ
だから、僕は今僕の進む道へ
君は君の進むべき道へ
僕らはまだ何もしらない
大切なものを失くしてしまう辛さも
苦しさも、悲しみも・・・
ただ、何かに向かって生きている
なにも知らずに・・・
この先になにがあるかなんてしらないんだ
僕らは明日どうしてるかなんてそんなの知らない
そう、何も知らない
失う怖さも何も知らず・・・
空の向こうにはなにがあるの?
地平線の向こうにはなにがあるの?
想いは限界があるの?
辛いことはいつ忘れられるの?
悲しみは終わるの?
何も知らない僕はただ今を生きるしかなくて
今を生きてきた僕は分かったことがある
地平線の向こうには新しい生きる道があり
想いには限界もあればないものもある
辛いことは一生心にのこるけど、いつかそれ以上の幸せがくる
悲しみはいつかは終わる、誰かが必ず終わらせてくれる
今を生きた僕が分かったこと
それは、とても大切なこともあり
いらないものもある
知らないほうが良いものもあるかもしれない
知らないほうが良かったと想うこともあった
だけど、大切なことが分かったから・・・
空の向こうには愛する人がいる
とても大切な人が
昔の僕は何も知らなかったんだ
ただ、がむしゃらに今を生きた
大切なものを失う怖さもしらずに
ただ生きてきた
失って気が付いたものがある
空の向こうには愛する人が・・・
とても大切な人が・・・
どんな辛さも どんな寂しさも
耐えてゆけるよ
「お前はバカ」だと言われたって良い
周りがどんなに反対したって
諦めない
何度転んだって何度でも立ち上がる
今はただ通り過ぎるだけの季節も
いつかは「幸せ」と感じることができる日がくると信じて
君と2人笑って過ごせる日を夢見て