道を歩き  一歩一歩踏みしめて 生きてゆく
風を感じ 風に当たって 風を追いかける
走っても走っても追いつかない
風は確かに感じられるのに
掴む事さえ出来ない
いつになったら追いつけるのか?
いつになったらつかめるのか?
ずっと追いつけると、つかめると信じていた
今でもそう思っている
風は確かにここにある
もしかしたら追いついているのかな
風の始まりは何処にあるの?
僕は始まりの風を追いかける
追いかけて、追いついたらその風を掴むんだ
僕の夢 風を追いかける
そうだ、鳥だ!
鳥は風を切って飛ぶ
飛べば風の始まりが見つかるかもしれない
鳥、鳥になろう
大きなツバサを背中につけて
この大きな、大きな空に駆け出そう
夢を叶える旅へ
この背中に真っ白な大きなツバサをつけて―


小説・詩


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