NO.1(10年後ムクツナ)
*10年後骸×10年後ツナ*


「綱吉ー暇ですー」
「じゃぁ簡単のものでよければ仕事あげようか?例えば・・・」
「この僕に低ランクの任務をやらせる気ですか君は!?」
「暇って言ったのお前じゃん・・・」
こっちはこの山積みの書類整理で急がしいっていうのに・・・

俺の机に腕と顎を置いて、書類にペンを走らせてる俺を見上げて、
「綱吉に構ってもらいたいんです。」
なんて言って反則的な上目遣い。
もう慣れてしまったけど。

「俺今忙しいのわかるだろ?」
「いつ終わるんですかそれ。」
「多分、このままだと夜中まで縺れ込むと思う・・・」
「もう少し手際よくできないんですか君は。」
「お前が邪魔してくるから進まないんだろ!」
「はぁ・・・人のせいにするなんてまったく子供ですね。」

さっきっからずっと駄々こねてる奴に言われたくないんだけど!
キッと睨みつけると骸は爽やか過ぎる笑みを浮かべて立ち上がった。
その手には先がきらりと光る三叉槍。
・・・嫌な予感がする。

「なら僕が君の代わりにこの仕事を処理しましょうか?」
「なんでその武器を今持つ必要があるのかな?」
「契約してくれれば僕が君に成り代わってヤる、と言う意味ですよ。」
「あれ?なんか一部おかしく聞こえたのは俺の気のせい?」
「クフフフフ。」
「・・・」
「・・・」

ガタン!!
ヒュッ!!

綱吉が机から後方に避ける方が、骸の三叉槍より僅かに速かった。
骸はちっ、と舌打ちする。

「絶っっっ対お前変な事しようとしてるだろ!」
「誤解ですよ。ちょっと一晩君の身体でグファッ!!!」

見事なまでの顔面パンチが骸に決まった。

「もうお前トイレ掃除でも何でもいいからなんかしてこい!!」
「酷いですよ綱吉。それが守護者に言う言葉ですか?」
「守護者以前に変態だからねお前は!」

10年の月日が経ってもこの性格だけは変わってないんだからまったく!


end
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