NO.3(ヴァリアーギャグ)
*ヴァリアーギャグ*その2


「おいっ!カス鮫っ!」
「XANXUSの呼び方で呼ぶんじゃねぇこのイカレ王子が!!」
「煩いな!スクアーロの分際で王子に口応えすんな!
部屋のお菓子切らしちゃったんだよ王子一生の不覚ってやつ?さっさと買ってきてっ!」
「いででで!髪引っ張んな!!」

めちゃくちゃキレてるベル王子。
どうやら大好きなお菓子たちが無くなってしまった模様。

そこにひょこっとマーモンが姿を現した。
「ところでスクアーロ、その両手の溢れんばかりのビニール袋には何が入ってるんだい?」
「あぁ、これは「お菓子じゃん!」

スクアーロの言葉を遮って袋を奪おうと飛び付いたベルから
スクアーロは何とか取られまいと袋を死守。

「う゛ぉ゛おい!これはお前んじゃねぇ!」
「なんでだよケチ!」
「これ全部XANXUSのだ。」
「「・・へ?」」

あの、ボスが?
これ全部食べんの?
ボスがあの顔であの性格でこのお菓子の山を?

ベルとマーモンのぽかんとした表情が、
スクアーロにはそう言っているようにしか思えなかった。

「あいつは、大の菓子好きだ。」

「・・・てかさ、一つ気になってるんだけど、」
「・・・僕も気になったんだけど、」

「「なんで、スーパーのビニール袋??」」

XANXUSが食べるのだから
何処ぞの超高級スイーツだと誰しもが想像するだろう。
しかし、スクアーロが持っているのは明らかに、
近所のおばさま方が安売りに詰め掛けているようなスーパーの袋。

「・・・ジャッポーネに来てからは庶民的なのものにハマったらしくてな・・・
ベ●ースター●ーメンやらチ●ルチョコやらが大量に入ってるぜぇ。
ちなみに今のお気に入りはチュッ●チャッ●スらしい・・・」
「「・・・・・・・」」

ボス、仰天ニュース多し。
XANXUS様のびっくりニュースとか、そんな番組出来そうな感じ・・・

「ボス、その内アジトに秘密のお菓子部屋とか創りそうじゃね?」
「ありえるね。」

なんだかんだでジャッポーネを楽しんでおります。

暗殺部隊ウ゛ァリアーアジトのお空は今日も晴天です・・・

end
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