骸骨ビルの庭(上)
現代人が失った純粋な生き方が、今、甦る。 全ての生きとし生けるものへ贈る感動の長編小説。 心の根底にあるもの・・こころの力 人間は心を持っているそれも強い心を・・・ それに気が付かない人が多い自分の心の力を感じた時人は何かを乗り越えられる。 宮本 輝が大阪十三(じゅうそう)を舞台に”心の力”を説いた力作上、下巻 現代人必須本です。 <ストーリー概略><TV6CHゆうに生出演> 人間の内なる力を描き続ける作家の宮本輝さんが、約4年ぶりに長編小説「骸骨ビルの庭」を世に送り出した!おどろおどろしいタイトルがついているが、設定は1995年、大阪の十三でのお話。住人を立ち退かせるため、主人公の八木沢は管理人として着任した。八木沢が管理するビルは、戦後復員した安部轍正と、茂木泰造が戦争孤児たちを育てた場所だった。庭で野菜を作りながら2人の青年は人生を賭けて子どもたちを育て生きた。成人してもビルに住み続ける、かつての孤児たちと育ての親には、それぞれの人生の軌跡と断ち切れぬ絆が、八木沢の心を動かす 番組では著者の宮本輝さんと、月曜日・火曜日のコメンテーター麻木久仁子さんの対談が実現した! 長編を書く時の面白さについて、宮本さんは「コアが決まってしまうと、思いがけない人が出てきたり、思いがけない事件が起きたりする。物語が勝手に動いていく場合が多い」とか。作中に登場する「みなと食堂」では、「自分が今晩食べたい物を出して、主人公に食べさせていた」と裏話を語ってくれた。 1947年兵庫県神戸市生まれ。追手門学院大学文学部卒業。 1977年『泥の河』で太宰治賞、1978年『螢川』で芥川賞、 1987年『優駿』で吉川英治文学賞を受賞。 2004年には『約束の冬』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『避暑地の猫』『ドナウの旅人』『ひとたびはポプラに臥す』『月光の東』『草原の椅子』『睡蓮の長いまどろみ』『森のなかの海』『星宿海への道』『にぎやかな天地』『宮本輝全短編』(全2巻)など。ライフワークとして「流転の海」シリーズがある。 |
6/23(Tue) 17:42 ..No.158