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  • 旧サイトの続きから長編1 Menace of startを書きます
2010/10/5(Tue):長編1 第三十五話 基地内の脱出と・・・ 1/2
三十五話完成!

また細胞死闘軍が目立つ三十五話か。

そろそろ飽きが来るかもしれませんが、もうちと待って・・・

では、どうぞ。




midiファイルを聞くにはプラグインが必要です。




「・・・・・・」

「・・・ここは・・・?」

暗闇の個室で何者かが小声で独り言。

「僕はたしか・・・」

「何者かに眠らされていた・・・そうだ・・・!」

「丸い機械が気になっていた為、そこで何処からか、狙撃されたんだ・・・!」

「そんでこの檻・・・牢屋に閉じ込められたわけか・・・」

一時、細胞死闘軍の兵士達が任務の為、偶然、被害に加わったことに、彼は今気がついたのだ。

「しかし何故だ・・・?何故僕は狙われた・・・?」

原因は輝石入手が目当て。しかし彼は未だ気づいていない。

皆さんにはお分かり頂けるはずだろうが、彼の名はラルド。光闇の戦士だ。

ラルド「しかし助かったな・・・武器は奪われなくて。」

ん・・・?武器が奪われないのも妙だな・・・


ラルド「まあいいか。ここでテレポートを使えば問題ないし。」


・・・・・・


ラルド「あれ?反応がない・・・」

魔力切れか?いや、まだ何も使っていないはずだ・・・

この部屋ではどうやら魔法を使用することが禁じられているようだ。簡単に出られないようにするよう、管理人も無理矢理付け足したかもしれない。


しかし彼は、まあいいか。とうなずき、ここからの脱出を試みるようだ。

ラルド「さて、まずは軽く準備体操だな。よっと・・・!」

愛剣でズバズバッと、脆い鉄格子を容易に切り捨てる。その時・・・


ウ〜〜〜ウ〜〜〜


ラルド「くっ、サイレン音か!ということは警備隊が来るはず・・・!」

ラルド「急いで脱出しよう!」

暗い部屋からまず出、廊下の奥へと進む。

ラルド「何だここは・・・?先程の牢獄とはうってかわって、近未来的な所・・・」

ピーピーテキハッケン ハイジョハイジョ

ラルド「て、敵!」

人でも機械でも、今は関係ない。彼はさっさと真っ二つにしようと思っている。

ラルド「悪いけど・・・!」

ズバッ

グ・・・ァ・・・

単機で来てしまった機械兵は、あっというまに縦斬された。

ラルド「き、気持ち悪い・・・これはオイルか・・・?」

今まで旅をしてきた者だが、彼から思うと、機械兵というものはあまり見られないものであった。

ラルド「吐きそうだ・・・おぇ・・・」

もどしそうになりながらも、そのまま先へ進んでゆく。


その頃・・・


「何をしている貴様等!!」

机を叩いた音が、この部屋全体に響く。

「レオナルド、説明しろ。そちらで何が起き、このような事態になった?」

レオナルド「アガライヤ様、こいつ等から聞いたほうがよろしいです。今から起こします。」

ルーゼ、オセフ、本部だ、目を覚ませ。


2人「うぅっ・・・ハッ!」

アガライヤ「気がついたか。ルーゼ、オセフ。御前等はそちらでどのような異常が起きた?」

ルーゼ「は、はい!異常・・・?とは・・・?」

オセフ「(俺等が喧嘩したことだろうな・・・)」

レオナルド「(御前とオセフの言い合いについてだろ?はっきり物申せ)」

ルーゼ「あの・・・すみませんでした!」

オセフ「お、俺も・・・」

アガライヤ「この大事なときに・・・何馬鹿げたことをしとるか!一体何があったのだ!」

オセフ「これはその・・・俺等、石の在処を探しているところ、ルーゼと言い合いになってしまった訳です。」

レオナルド「ここは俺が言う。オセフはもう少し地上を探そうと言い、」

レオナルド「ルーゼは空中を探そうと、何とも馬鹿げた戯言がもとで喧嘩となり、」

レオナルド「話が対立しない為、私が気絶させ、態勢を立て直すことにしました。」

アガライヤ「そんなことで退却したのか!何をやっているのだ!」

2人「すみません!」

ルーゼ「アガライヤ様!その前にこのような事情が起こりました!」

ルーゼ「この小型兵器でレーダーで探知したところ、{在地不明}という、何とも壊れたかのような発言を・・・」

アガライヤ「在地不明・・・石との距離がほど遠いのであろう!我でも限界はあるわ!」

オセフ「距離が遠いのなら・・・雲の上なんか近いぜ。ルーゼ!石はそんな空中にありゃしないんじゃないか?」

ルーゼ「まだいうか!陸から上空なんだぞ。ヘリでもいけるかいけないかのほどだ。」

レオナルド「話はそこまでにしろ。俺に良い考えがある。」

エリル「良い考え?」

レオナルドは帝国軍基地の方へ指を指す。

エリル「帝国軍の基地・・・?何の意味があるの?」

レオナルド「違う。俺はあの巨岩に目をつけているんだ。管理人も目が悪くなったか(怒」

帝国軍基地・・・ではなく、伝統の岩に指を指していたのだ。

ルーゼ「あの岩がどうかしたのかい?」

レオナルド「一度、あそこでこの機械に探知してもらう。あそこが一番御前が言う雲に近い距離だ。」

ルーゼ「なるほど・・・試してみる価値はあるかも・・・」

オセフ「・・・まぁ一度やってみろよ。時間あるならよ・・・」

レオナルド「アガライヤ様、ヘリを1機借りる。貴方の願いを叶える為。」

アガライヤ「それでいい。機械兵!ヘリポートにヘリ1機用意しろ。」

機械兵「リョーカイ。」


レオナルド「よし、御前等全員ついてこい。」

タッタッタッ・・・


という訳で、{機械工場 ヘリコプター}に到着。

レオナルド「機械兵、使わせてもらうぞ。」

機械兵「イイゾ。」

次の部屋へ入ると、1機のヘリが置かれてある。バルカンを装備した普通のヘリだ。

レオナルド「よし、乗り込むぞ。」

全員がヘリに乗った時、天井が開き、ヘリポートの台が上がりだす。

秘密基地のような構成、細胞死闘軍基地。謎が多い。
Posted 18:18
2010/10/5(Tue):長編1 第三十五話 基地内の脱出と・・・ 2/2
出発から2分後、伝統の岩の天辺付近に到着。

レオナルド「着いたぞ。天辺では着地が不可能だ。ここでジャンプしろ。」

ヘリコプターのプロペラ音が地上の中心部から轟く。

オセフ「五月蝿いなぁ・・・」

レオナルド「慣れない奴が悪い。御前は何年やってきたと思うんだ?」

オセフ「うっ・・・」

ルーゼ「よし、探索機。ここで調べて。」

小型兵器「ワカッタ。」

ピーピーピー・・・


小型兵器「・・・ウエノホウニハンノウガアル。」

ルーゼ「おお!!」

エリル「本当!?」

オセフ「馬路かよ!!」

ルーゼ「ほら見ろオセフ!僕の言ったとおりだな!」

オセフ「う、五月蝿い・・・!」

ルーゼが自慢気に言い張る。そりゃあれほど言い張ったからか。

レオナルド「さて、問題は行く方法だな。」

レオナルド「距離はどれくらいだ?」

小型兵器「・・・200m。」

ルーゼ「200mか・・・」

エリル「それってかなり長いじゃない。」

レオナルド「天など簡単にいけるものではない。こいつでは行けないな。」

ルーゼ「どうすればいけるのかな。」

時間など気にせず、数分考える。彼等は岩の天辺で座って頭をかいていた。


その頃・・・

「誰だ?あの兵士達は。」

「新手でしょうか。私も初見ですよ。」

彼等は上から世界を監視する者達だ。そこで次元大天使ノヴァとギャラクティカ卿が伝統の岩を見たとき・・・

ギャラ卿「奴等は何をしているのだ?この岩の天辺で。」

「私の予想ですと、彼等はですね・・・」

突然どこからか、竜の力を宿る者が、

「これですよ・・・彼等があそこにいる理由がね。」

ノヴァ「ボルテニスですか。理由はその石・・・ですか?」

ボルテニス「私はそう判断しました。貴方は地上を見て思わなかったのですか?あちら側の行動・・・」

ノヴァ「いいえ・・・私は防衛軍の様子を観賞していました。」

ノヴァ「しかしながら、戦場での活動は1度もしていないそうで。」

ギャラ卿「戦争は始まってるのだろう?何故帝国軍も何も行動を取らない?」

ノヴァ「恐らく二世の仕業でしょう。彼は全ての軍(私達も含めて)をまとめてこの長編を密筆するのは若干苦手なそうで。」

ギャラ卿「若干じゃないだろjk。それでよく長編を書く気になったものだ。」

ボルテニス「2人共、下を見てください。」

確認すると、レオナルド達はヘリ内に戻る様子が。

ノヴァ「帰還しましたね。」


ヘリコプターは、音とともに姿を消した。

ギャラ卿「さて、あなたはどうしますか?」

ノヴァ「私はもうしばらく御観賞しておきます。」



その頃のヘリ内・・・

ルーゼ「あの空へ行ける方法は絶対にある・・・!」

エリル「といっても・・・200mも離れてたら流石に無理でしょ・・・」

レオナルド「早まるな。俺達はまず石の在処を知ることができたんだ。功を焦ってはならない。」

オセフ「そうだなぁ・・・ゆっくり待つしかないんだな・・・」


ため息をしながら(特にルーゼ)基地へ戻る4人。しかし彼等は決して諦めることはないだろう。


その頃、廊下で手間取っているラルドは・・・


ラルド「くそっ・・・敵が多い・・・力を使いすぎてしまったか・・・」

ラルド「服もオイルのせいで汚くなってるよ・・・早く出たい・・・」

独り言を言っている中、正面からまた機械兵がぞろぞろと・・・

ラルド「また出たか、しつこい奴等。」

ラルド「仕方ない。魔力を使おう。」

ついに、剣が光闇に輝く。控えめで使用するようで。

ラルド「斬り裂け!ダークカッター!!」

シュピーンッ ズバババババッ!


真正面にいた大群は、横カッターで機械兵の上半身が床につく。

しかし魔力はそれなりに使用してしまう為、楽して壊せることではない。

ラルド「早く入り口を探さなきゃ・・・!」

その時・・・

「オマエハココノソウジヲシロヨ。オレハアッチノホウデスルカラ。」

「ヘイヘイ・・・」


ラルド「・・・人の声?・・・しめた!」

どうやら掃除担当の兵士がいたようだ。ここの奴隷か・・・?と思い込むラルド。

ラルド「あの人にここの脱出口を案内してもらおう。まさか人間がいるとは・・・」


掃除中の兵士にゆっくりと立ち寄るラルド。道を案内させる為、脅すようだ。

サッサッサッ・・・


掃除担当兵士「あーあ・・・めんどくs・・・グフッ!!」

掃除担当兵士「だ、誰だ・・・!」

ラルド「静かにしてくれ・・・!さもないと斬るぞ・・・!」

掃除担当兵士「・・・んっ、剣を持っていやがる・・・」

掃除担当兵士「貴様は何者だ!こたえr・・・」

ズバッ


掃除担当兵士「ぐっ・・・何をする・・・!」

彼の腰の部分に赤く染まったものが。

ラルド「僕に逆らうな・・・じゃないともう1度・・・!」

ラルド「君、ここの奴隷なんだろ?ここから逃げよう!僕と!」

掃除担当兵士「奴隷・・・いかにもそうだが、御前は誰なんだ・・・」

弱った顔つきをしながら訪ねる。

ラルド「紹介なんかする暇なんかない・・・とにかく僕はここに閉じ込められたんだ。」

ラルド「何とかここから脱出したい・・・知っているんだろ?教えてくれ!ここの道を!」

掃除担当兵士「ここを案内しろというのか・・・」

ラルド「頼む!万が一、君が危険な目にあったら、僕が何とかするから・・・」

掃除担当兵士「・・・助かるんだな・・・?俺は助かるんだな?」

ラルド「信じて。」

掃除担当兵士「・・・わかったよ。絶対頼むからな!」


ラルドの作戦によって、何とか先へ進む事が出来たようだ。

しかし、ここの奴はもう知っていたのだ。彼等の行動全てを。


「出番だ。」

「久々の出番ですね・・・依頼内容は。」

「ついさっき、放浪の戦士が檻から脱出し、警備の者と共にここを出ようとしている。」

「警備の者って・・・何で一緒に・・・?」

「彼は奴隷の1人だったのだ。そこで彼は戦士と共にここを脱走している。御前はそいつ等の行動を防げ。」


「そして・・・奴を殺せ。」


「了解です・・・w」


また、刺客が現れる。そして脱走している二人を襲う。

事態はいずれ恐怖の世界へ入れ替えようとしているだろう。例の輝石が集まった時こそ・・・





最近、防衛軍と帝国軍の影の薄さが馬路ヤヴァイ・・・

ちょっと次からこそ、少しでも登場させなければ・・・

あと10000HIT。ホント嬉しい。
Posted 17:55
2010/9/12(Sun):長編1 第三十四話 周辺探索(2) 1/2
第三十四話完成!

(2)に続きますよ〜

では、どうぞ。




midiファイルを聞くにはプラグインが必要です。



上田「何だと・・・?」

曽山「拙者のグレネードが効かないとは・・・」

上田「仕方ない・・・どこかに隠し通路があるはずだ!探し出すぞ!」

小型兵器「マテ、ムセンダ。」


小型兵器「――リョウカイ。」

ブツッ

上田「誰からだ?」

小型兵器「レオナルドカラダ。ホクトウニアルダイトシニトウチャクシタヨウダ。」

藤本「↑ヨミニクイ・・・」石塚「じゃああっし等で探そうや。」

上田「そうしよう。では、そちも頑張れよ。」

ここでエリート隊と小型兵器が別れる。


その頃、細胞死闘軍本部にて。



アガライヤ「今は3つか・・・」

彼は本部で1人でに待機している。


アガライヤ「そういえばこの石は合体させる力があると聞いたが・・・」

アガライヤ「何をすればいいのか・・・」

試しに机に石を3つ並べてみるアガライヤ。色は灰色と黄色と赤の3つ。

彼はとりあえず何かを物言う。

アガライヤ「むっ・・・が、合体せよ。」


・・・何も起こらない。何かがいけないのか、少し改善してもう一度言う。

アガライヤ「3種の石達よ・・・我のために合体せよ!」


・・・再び反応なし。

アガライヤ「どういうことか・・・?我の言葉に、まだ物足りないところがあるのか?」


アガライヤ「・・・」

彼は息を飲み、最後にもう一度言ってみる。


アガライヤ「・・・ふぅ。」


アガライヤ「石よ!輝石よ!御前達の力はそんなものではないはずだ!」


アガライヤ「我に本当の力を見せてくれーーー!!」


すると・・・


石が光りだした。

アガライヤ「おぉ・・・!」

彼の顔つきは先程とは対になっていた。

アガライヤ「ついに正体を現すぞ・・・!」


「・・・」「・・・」「・・・」

3つの石が宙に浮いている。そしてアガライヤの近くで回転しながら・・・

「紅の持ち主・・・αと申す。攻撃力に特化している。」

「名前は灰色の輝石、σという。他の石とは別格の知能を詰め込んでいる。」

「黄色の輝石のγ。耐久力に優れている。」

アガライヤ「石が喋った・・・どういうことだ・・・?」

今度は深刻な顔つきに変わる。頭の中で?マークを浮かべたような。


α「む、σにγか?丁度いい、合体しようじゃないか。」

σ「奇遇だな。後悔先に立たんが、それでもいいんだな?」

γ「こちらは問題なし。やるならやろう。」

σ「そういえば、お主は誰だ?ここの司令官か?」

アガライヤ「い、いかにもそうだ・・・まぁとにかくだ。我のために合体しておくれ。」

γ「よし、やってみせよう。」

σ「ゆくぞ。この主、いや、司令官のために、いざ!」

α「合体!!」


アガライヤ「ぐっ・・・眩しい・・・!」

部屋全体が白い光に包まれる。驚きの白さだ(


数秒経った後、石は1つになっていた。しかしその石は、少し強大化をしているような感じに思えた。

「司令官、合体成功。」

「我が名はアリルス石が3つ合体することによって、我が生み出される。」

アガライヤ「ご苦労だ・・・光栄であろうぞ。」

アリルス「こちらこそ・・・」


不快な笑みを浮かべる司令官。彼が思うに、 「我の計画がまた1つ生み出された・・・」という言葉を頭に浮かべている。

アガライヤ「御前を呼び出したばかり、依頼は未だ用意されていないが・・・まぁここで空の見物でもしておくれ。」

アリルス「景色の観賞も悪くはないな。いいだろう。」

???が持つメフィストと口調が異なっている理由は、σを合成させているからだ。

その石の効果は、合体前に言ったように、他の石と別格な知能を持っている。

つまり、司令官のアガライヤ並に、知能良し、勘が鋭いなどの特性を、σは持っているのだ。


アガライヤ「(あと・・・3つだな・・・ww)」

アガライヤ「(本当の姿・・・楽しみに待っているぞ・・・)」
Posted 07:58
2010/9/12(Sun):長編1 第三十四話 周辺探索(2) 2/2
その頃・・・カザミット・ストリートでは・・・


「マタセタナ。」

オセフ「遅ぇぞー。」

レオナルド「これが隊長が発明した石捜索機器・・・」

エリル「結構小さいね。」

ルーゼ「これじゃあ人からは見つかりっこないよね。」

レオナルド「モタモタするな。さっさと任務を終わらせようぞ。」

ルーゼ「じゃあ、反応を・・・どうだい?」


・・・

小型兵器「・・・ハンノウナシ。」

ビービー・・・

全員「・・・何?」


まるで機械が故障したかの音。無反応時の音のようだ。

レオナルド「・・・どういうことだこれは?」

オセフ「ここに無いんじゃないか?」

エリル「はずれ引いちゃったの?私達。」

ルーゼ「・・・多分。隊長も確実にあるとは限らないとか言ってたし・・・」

オセフ「・・・戻るのか・・・?基地に。」

レオナルド「アガライヤはここでめげない男ではない筈。位置を変更し、再度任務を続けることになるだろう。」

ルーゼ「じゃあ、もう1回こいつに反応を探ってもらおう。」


・・・

小型兵器「ハンノウアリ。」

オセフ「お!どこだ?」


小型兵器「・・・」


・・・ザイチフメイ・・・

レオナルド「何っ!?」

ルーゼ「不明!?」

オセフ「馬路かよ!?」

エリル「そんな!?」


滅多にお聞きになれない発言、在地不明という言葉に、一同は驚きを隠せないほどだ。


エリル「在地不明って・・・居場所がわからないってこと?」

レオナルド「原因は多数ある。この地域には無いか・・・」

オセフ「位置レーダーの範囲に届いてないか・・・」

ルーゼ「・・・僕の考えは・・・」

ルーゼ「皆知ってる?あの岩の異変のこと。」

エリル「ええ。」

ルーゼ「じゃあエリル。上からレーザーが降ってきたことは知ってる?」

エリル「それが原因でしょ。丁度見てたよ。」

エリル「凄い迫力だった・・・地面が揺れるほどでしたもの・・・」

ルーゼ「僕が言いたいことはね・・・」


ルーゼ「レーザーを撃ちだした場所・・・あの空の首謀者が持っている・・・?」


彼はあの空、通称{天空}に指を指す。

しかし、皆が信じる訳が無い。特に迷信なんか信用しないオセフは・・・

オセフ「ある訳ないだろ。しかもレーザーを降らせる雲も怪しいけどよ、首謀者なんかいるのかよ?」

ルーゼ「君はやはり信じないか。しかし行く価値は多少あるじゃないか。僕等の軍に飛べない機械なんかあるか?」

ルーゼ「ロケットやヘリを使えば問題ないだろ?あとACもある。ACは改造すれば空中専用にだってできる。」

ルーゼ「隊長は石を要求している。怪しいところから探したほうがいいと思う・・・!」

しかしオセフは負けずに返答する。

オセフ「けどよ、まだ早すぎじゃん?計画を立てるのはまだ遅くても構わないだろ?」

オセフ「要するに、レオナルドが言ったように、まずはここらへんにない地域を探り出すのも1つの手だ。」

オセフ「上に何があるかわからないし、まずは陸から探したほうがマシだ!」

ルーゼ「じゃあ君はそちらを探せばいいさ。僕は首謀者を探しに行く。」

エリル「ちょっと・・・喧嘩は止めてよ。」

オセフ「首謀者がどれほどの者か知らないくせに・・・死んだら遺書はどう渡すんだよ?」

ルーゼ「僕は知能を生かして何とかする。君のような頭を働かさない奴こそ、いずれにせよ慣れない場所で息絶えることになる。」

オセフ「言いやがったな!あぁ!?」

ルーゼ「五月蝿い!!馬鹿に何が分かるんだよ!」

オセフ「黙れ餓鬼ぃ!!」

オセフが殴ろうとした瞬間、


オセフ「ぐほっ・・・!」

「オセフ、餓鬼は貴様だ。」

オセフの鳩尾に拳が。そして・・・

ルーゼ「ぐっ・・・がはっ・・・!」

「ルーゼ、少し黙っていろ。」

ルーゼの首を下ろし、そのまま背中に肘打ちが。


バタッ・・・

2人は気絶した。街にいる人は、彼等がいる噴水から徐々に遠ざけてゆく。

エリル「レオナルド!あんた何やってるのよ!?」

カチャッ

レオナルド「文句あるか?」

彼はエリルに風の速さで、彼女に銃口を向ける。

エリル「うっ・・・」

レオナルド「御前は・・・こいつ等の考えを聞いてどう思った・・・?」

エリル「いや・・・何も・・・私はただ、彼等の喧嘩を止めようと・・・」

レオナルド「貴様も鈍感か?俺は単なる茶番に過ぎなかったな。」

レオナルド「もしこのような茶番劇をまた繰り広げると、いずれこうなる・・・」

レオナルド「そして皆の考えを気にせず我田引水なものの考え方をした者は、俺に殺されるとでも思っておけ!!」


街全体が物静かになりゆく・・・この一言で。


レオナルド「エリル、オセフを担げ。」

エリル「これからどうするの・・・」

レオナルド「基地に戻る。原因はこいつ等だ。」

エリル「隊長に伝言をしたらどう・・・?」

レオナルド「どちらにせよ話は変わらない。早いとこ用件を言うと、アガライヤの機嫌もいかほどか。」

エリル「基地に着いても同じことか・・・確かにそうだね。」


4人は、大都市から早々と去ることになった。


その頃・・・


石塚「くそっ・・・みつかんねぇ・・・」

上田「隅々まで探し出せー!」

エリート隊は未だに捜索中。ベングル基地は結構広かったようだ。



「隅々まで探し出せー。」

???「くそっ・・・しつこい奴等め・・・」

上田は隊全員に伝えたため、壁を透き通って少しだけ聞こえた。


因みにメフィストは隠れたままだ。

???「戻ってくれ・・・俺の身体・・・」

???「ラルド・・・まだか・・・!」


息、大丈夫?ギャラクティカ卿による病魔は、まだ???にとりつかれている・・・

彼の運命はいかに・・・?





(1)と(2)含め、結構な良作です。

因みに喧嘩シーンで小型兵器が一言も喋らなかった理由は、話に入りきれなかったとでも思ってください(

次の更新は遅いと思われ。
Posted 07:57
2010/8/30(Mon):長編1 第三十三話 周辺捜索(1) 更新
三十三話完成!

さて、あの小型兵器の進行はまだまだ始まったばかり。

ここからまた不快な出来事が起こるか・・・?

では、どうぞ。




midiファイルを聞くにはプラグインが必要です。



「ツイタゾ。ココニハンノウガアル。」

上田「名前伏せなくても誰だかわかるぞ・・・」

「ウルサイ。イイカラコッチヘコイ。」

小型兵器の後ろをついて30分。着いた先には・・・

ベングル基地、ちょうど入り口の玄関。彼等は既にその場にいたのだ。

石塚「へぇ、こんな建物があったんだなぁ。」

曽山「しかもこれは、かの伝説の戦士達が集まった基地だ。」

藤本「周辺はもう瓦礫ばかりだ・・・まるで廃校・・・」

錆びている大きくて白い門は、キィッキィッと音をたてながら揺れている。

島崎「しかし俺は興味が沸くな。俺、ホラー好きだから。」

上田「御前がか・・・ビビって漏らすなよww」

島崎「オマエガナー。」

上田「あぁ?ヤルカテメー。」

島崎「ヤッテヤロウジャン。」

上田「ウォーr・・・」

アガライヤ「仕事は順調だろうな!?」

上田「通信中)は、ハイ!!その通りでございます!!」

ガチャッ・・・


石塚「・・・どうした?」

上田「うぅ・・・誰かこの通信機持っとけ・・・(泣」

島崎「あーなるほど・・・そういうことか。」

曽山「島崎、どういうことだ?」

島崎「御前・・・分からないのか?」

曽山「いや全く。」

島崎「・・・」

上田「と、とにかく!早く任務を終えよう!おっさんがいつ怒鳴ってくるか分からんし(汗

エリート隊は錆びた扉を開ける。中は機械からオイルが溢れている。

島崎「おいおい臭ぇな・・・」

彼は広い視野を見渡す。機械物には興味があるようだが・・・

島崎「うっぷ・・・」

藤本「お、おい・・・島崎・・・」

突然、腹を押さえ、膝をついて苦しそうにもがく。

上田「何やってんだよ・・・これくらい・・・」

島崎「ただの過呼吸だ・・・さぁ、さっさと任務を・・・終わらそうぜ・・・」

石塚「無理すんなって。」

彼等は次の部屋へ進む。また周辺を見渡すと、上り階段があることに気づく。

小型兵器「ハンノウガチカクナッテキテイル。チカクニアルハズダ。」

上田「あそこに階段がある。行くぞ。」

階段へ向かうその時・・・


藤本「おい御前等!これ見てみろ!!」

彼は上り階段の隣に、氷でつくられた階段と壁を見つける。

そう、今眠っている魔法使いの秘密基地のようなものだ。

曽山「これはなんだ・・・?」

上田「これは何か、出来上がったばかりの氷だな。」

上田「なぁ、反応はどちらから聞こえる?」

小型兵器「・・・コノオクダ。」

反応はやはり氷の部屋。エリート隊全員の表情が変わりだす。

石塚「よし、こんな氷、さっさと1発で割ろうじゃんか。」

上田「藤本、仕事だ。出番がきたぞww」

藤本「五月蝿い!じゃあ1発な。」

カチャリ・・・バン!


・・・

藤本「・・・あれ?割れない・・・?」

壁には傷がついているが、割れていない。銃弾は完全に貫通していないのだ。

島崎「壁が・・・分厚いのか・・・?」

曽山「グレネードランチャーを使うか?」

上田「御前がやってくれ。」


曽山はどこからか、重量型グレランを出す。

曽山「撃つぞ、離れていろ。」

ガチャッ・・・

曽山「・・・発射!」



その頃・・・

カザミット・ストリートを捜索中のレオナルド達は、ようやく噴水へと到着。

レオナルド「着いたな。ここが街の中心部か。」

着いた頃には既に夕方になっていた。住民は半分ほどしか居ない。

ルーゼ「少し休もう。兵器がこちらへ来るまでさ。」

レオナルド「今から呼ぶぞ。」



ぷるるるる〜



ドッガーーン!!


旧基地内で爆音が響く。重量型であろうか、基地全体がかなり揺れている。


「ハッ・・・!!?」


「どうした。主人。」

氷の部屋にいる???だ。彼は長々と眠り込んでいたが、グレランの爆音を聞くとなると、相当耐え切れないものであろう。

???「・・・この基地に誰かいる・・・!」

メフィスト「敵なのか。」

???「分からない・・・そこからこっそり見てくれ。御前なら気付かれないさ。」

メフィスト「了解。」


ジロー・・・

しかしメフィストの目線からは、グレランの煙が全体に広がっているため、視界を見渡すことが出来ない。

メフィスト「煙。かなりある。見えない。」

???「壁は大丈夫か・・・?)俺が確認する。」

彼はまだ立つ事ができないため、両手を駆使して階段の壁に触れようとする。

???「煙たいな・・・この壁をぶっ壊そうとしてたのか・・・?」

階段を2,3段上り、ようやく壁に触れることができる位置に。


???「お・・・無事だな・・・」

用が済むと、見つからない場にさっと移動。しかし彼は・・・


???「はぁ・・・はぁ・・・」

ギャラクティカ卿の魔法の効果は未だ続いている。ほんの少しの行動で汗をかいたからだ。

氷の部屋へ居る中でも、こうも暑く感じているのは彼だけだ。

???「くっ・・・メフィスト・・・!また休ませてもらう・・・クッ・・・!」

???「奴等に・・・そこにいる奴等に見つかるな・・・」

???「奴等は・・・御前を狙っていることが分かったんだ・・・!」

メフィスト「・・・そうなのか。狙われている・・・のか。」

???「さっさと隠れていろ!この壁を破壊される前に!」

メフィスト「承知。」

???の汗が更に頭からダラダラ(?)出てきた。物凄い汗だ。

メフィストも近くにある機械の中に隠れ始めた。

???「奴等は・・・何者だ・・・?」





今年の夏休み、最後の更新。

短いがしかし、次の話に(2)が続きます。

お楽しみに。
Posted 10:49
2010/8/12(Thu):長編1 第三十二話 細胞死闘軍の小型兵器 1/2
三十二話完成!

そろそろ防衛軍の様子も描こうかと。

だがしかし、今回は細胞死闘軍の様子をメインに(

では、どうぞ。(防衛軍涙目(ぁ




midiファイルを聞くにはプラグインが必要です。




???「・・・もう朝か・・・時間が経つのは早いな・・・」

昨日から長々と寝込んでいた???。AM 10:00に起きてしまう。

???「状況はどうかな・・・ラルドは今どこにいるかな・・・」

あぐらをかいてふと考え始めたが、再び倒れこんだ。

???「あぁ・・・今俺がここで戦場に出たとしても、一瞬で蜂の巣にされちまう・・・」

???「くそったれ・・・許さんぞ、ギャラクティカ卿・・・!」

彼はまた早くから氷の上で眠りにつく。



ラルドの様子・・・


自分のやるべきことを終えたラルド。次は旧基地で倒れている???の救出のため、天空への道を所々探し出す。


ラルド「ようやく信用してくれたなぁ・・・まず幽霊なんているはずないのに・・・」

ラルド「さてと・・・今度はあの魔法使いの依頼か。こういう役って大変だな・・・」

彼はまた、伝統の岩の周辺の砂漠をうろうろとし始めた。


その頃・・・


防衛軍内では・・・


アバタール「・・・ようやく登場か・・・」

ジャック「何ヶ月ぶりだよー・・・」

フォッグ「二世の馬鹿野郎・・・俺等の運命どうなると思ったか・・・」


久々の防衛軍の一員の声を聞いた。ジャックはおっさんぽい。

ジャック「なんつったおい!!」

イエナンデモ・・・(退出


ヴォルグル「ガルクスさん、ここ最近依頼とか回ってこないですね・・・」

ガルクス「そうだな・・・」

ヴォルグル「しかもこの長編1。もう後半に向かっているらしいです。」

ガルクス「馬路で・・・?」

フォッグ「おいヴォルグル、それ先に言えよな・・・防衛軍が全く出ないまま終了ってことかよ!」

ヴォルグル「そんなことはないですよ。絶対に。うん、絶対に!」

アバタール「祈ろう。二世も最後はパーッとやってくれるだろう。」

ジャック「そうだな・・・」


その頃・・・どこかの基地の真上には、いまにも雨が降りそうな天候に。


・・・フハハハハハ!!!


ついに完成したぞ!見ろ!!御前等!!


・・・それは細胞死闘軍の司令官室にて。


???「見よレオナルド!御前達が待ちにあふれたこのリモコンを!」

レオナルド「ついに完成したか。ご苦労であるな。」

???「ルーゼ、御前にはわかるだろうな?これがある理由を。我がこれを作った理由を!」

ルーゼ「勿論です。この周辺にある数個の輝石を探す機械・・・いわゆるダウジングマシンですね。」

???「オセフ、エリル、これさえあれば世界制服も容易い。御前達は永遠の自由を掴み取れるぞ。」

オセフ「素晴らしいですぜ・・・!流石リーダーよぉ!」

エリル「これを使って本当の力を司り、防衛軍と帝国軍を壊滅させるのですね。」

???「そう・・・これは、御前達の希望・・・いや野望を抱く{大切なもの}でもある。」

???「さて・・・さっそく使ってみるか?我が作り出したリモコンの性能を確かめるため!」

???「いくぞ・・・?押すぞ・・・!?」

皆が息を飲む。緊張が走る。

???「スイッチオン!!」


すると・・・

バリンッ!!


ルーゼ「えっ!?」

エリル「キャッ!?」

オセフ「あぶねぇ!」

突然、リモコンがぶっ壊れる。中から出てきた機械のネジ等が床下に転げ落ちる。

???「・・・wwどうだ驚いたか?お楽しみはこれからだ。」

レオナルド「何が始まるのだ・・・?」


すると、背後の戸から、


バタンッ!


Σ( ゜д゜)ハッ!


「オマタセシマシタ。」

???「ようこそ・・・我が細胞死闘軍へ。」

???「依頼内容は――。」

「――ワカリマシタ。イッテキマス。」


バタンッ!


レオナルド「あれは何だ?」

???「あれが本体だ。リモコンは飾りっていう訳だが、あれが輝石を探り出す探索用小型兵器だ。」

ルーゼ「あの兵器はどこからお呼びになったんですか?」

???「あれも自作だ。」

ルーゼ「じゃあリモコンなんか作らなくて良かったじゃないですか。(馬鹿ですか?


???「まぁ気分だ・・・」

オセフ「それによ、あんなんで石探せるんすか?信用ならんぜ。」

???「あれには赤外線スコープ、暗視スコープ、その他もろもろ・・・と、多彩な装置が装着されているのだよ。」

エリル「まぁ本当に探してほしいものね。」

???「さぁゆくぞ!我が基地が奴等を制す・・・このアガライヤの手でな!! 」



小型兵器、細胞死闘軍の入り口から出る。


小型兵器「ゼンホウイカクニン・・・」

まずはこの周辺全体をレーダーで確認する。

ピピピピピ・・・

小型兵器「ミツケタ・・・ヒダリガワニアカ・・・」

小型兵器「ソシテ2ツモッテイル・・・コチラヘチカヅイテクル・・・!」


プルルルルル・・・

小型兵器が何かをし始める。

小型兵器「タイチョウ!イリグチカラミギガワノヒトガモッテイル!」
Posted 22:24
2010/8/12(Thu):長編1 第三十二話 細胞死闘軍の小型兵器 2/2
〜〜室内〜〜

アガライヤ「・・・む、本当か!」

アガライヤ「おい御前等!上田隊を呼べ!ここは奴等に任せるとする。」

レオナルド「俺がする。・・・・・・上田、聞こえるか?今すぐここの入り口で集合しておけ。」


オセフ「えーと・・・これは、その奴を遠距離から眠らせて、その機械が石を盗むってこと・・・か?」

アガライヤ「正解だ。直接奪取することはほぼ不可能だからな。」

ルーゼ「ここからは、かの上田隊に任せるというんですね。」

アガライヤ「だが万が一のことがあれば、御前等も出撃するからな。まぁ奴等がへましなければいいが。」

エリル「でも流石に遠距離からの狙撃を外すこととかは無いでしょうね・・・?」

アガライヤ「そんなことは初心者でも出来ること・・・これで作戦失敗すればあいつ等殺す(」


その頃、何も知らずに細胞死闘軍の方向へ進んでいるラルド。

ラルド「とりあえず適当に進んでいこうか・・・」

天空への道がわからない様子。階段なんかある訳ないし、そもそもそんなとこいけるのか?

どうすればいいか・・・あいつもそろそろ間もないんじゃ・・・

真上を見たり、ベングル基地の方角(つまり反対側)もついつい見てしまうようだ。

ラルド「耐えてくれよ・・・」


その頃、入り口付近では・・・


上田「御前がアガライヤsに作られた小型兵器か。」

島崎「で、任務って何だ?何も聞いてないが。」

上田「俺が説明する。まず奥に1人の放浪者(?)がいるだろ?」

藤本「剣みたいなものを背負っている奴か?」

曽山「そいつをどうしろと?」

上田「俺達のことを気づかれずに、麻酔銃で狙撃する。」

石塚「・・・?何故いちいち麻酔銃でやるんだ?殺しても問題ないだろ?」

上田「この長編でかなり人気のキャラクターだそうだ。重要人物だから今殺すことはできない。」

藤本「二世の勝手ルールktkr。」

上田「あと、島崎。実弾スナイパーは麻酔弾スナイパーに変えられたらしい。」

島崎「・・・ほんとうだ。しかし何故だ?」

上田「御前はネタキャラクターだからそういう物持ってたら危険!二十歳になってから!・・・ってアガライヤsがww」

島崎「ネタキャラって・・・しかも俺、二十歳過ぎてるし!なめてらっしゃるな・・・おっs・・・」


アガライヤ(天の声?)「さっさとしろヴォケーーー!!」


ビクッ!!

島崎「・・・今何か・・・」

石塚「鳥肌立ったんだが・・・」

上田「ま、まあいい・・・す、スナイパーをか、構えるんだ・・・(」

藤本「隊長も様子が変だww」

曽山「拙者は何も感じなかったがな・・・」


上田「早くしろ。奴に気づかれる!」

島崎「さて、準備できたぞ。」

この場所はというと、運がよく、地面が若干山々になっていた。島崎は「地形差を利用して頭を狙う」ことを考えていた。

上田「いいか?次、頭が見えたらすぐ発射しろよ。」

島崎「わかってるって。」

小型兵器もこっそり放浪の戦士へと近づく。そこで・・・

ピピピー


ラルド「・・・ん?何だこれは・・・?」

彼はそれを見て唖然とする。丸い物体が急に目の前で現れたものだから。

ラルド「何だろう・・・?」

小型兵器「(オイ、ハヤクウテ!イマダ!)」


上田「・・・あいつの無線か!)・・・島崎今だ!奴の脳天を射貫け!」

島崎「お、おう・・・!」

ズガンッ!!


ラルド「っ・・・!?」

ブスッ

・・・


・・・バタリッ


静かに音を立ててうつ伏せになった。小型兵器のカメラを見ると、ラルドは目を閉じていた。

島崎「やったか・・・?」


小型兵器「・・・セイコウ、セイコウダ!コッチニコイ!」

藤本「おういえー流石だなー!」

島崎「ちと緊張したがな・・・」

石塚「さぁ、分捕ろう。」

ラルドは、この馬鹿共の手によって眠りにつかれる。本部内でこっそり見ていたアガライヤは、不快な笑みを浮かべていた。

アガライヤ「よろしい・・・次は・・・田舎町の方角へ向かえ・・・ww」

小型兵器「リョウカイ。)オマエラ、コンドハコッチニコイ。」

藤本「あぁ?まだ仕事終わんねーの?」

曽山「馬鹿め。この石は1つや2つだけではないんだよ。」

石塚「しかし何故あちらに?あっちには何もない田舎町だぞ?」

上田「アガライヤ様からの命令のようだ。」

島崎「まぁとにかく探すしか無いんだな・・・」


5人は、華美鳥村へ、いざ全速前進。


アガライヤ「よし、今から御前等も仕事に当たってもらう。」

アガライヤ「カザミット・ストリートへ行ってもらおうか。」

レオナルド「久々の仕事か・・・いいだろう。」

エリル「北東にある都市・・・何かありそうな予感ね。」

アガライヤ「今は我等が征服する時代となる。所々探し出して来い!」

オセフ「ちょっと待ってくだっせぇ。あいつ等は良いとして、俺達はあの兵器使わずに探すってのか?」

アガライヤは呆れ顔でものいう。

アガライヤ「我が秘密兵器を舐めるではないぞ。すぐ見つけ出し、それ次第、次は御前達の方へ向かってくれる。」

ルーゼ「それなら一安心。じゃあ行って参ろうよ。」

レオナルド「任務開始・・・」


アガライヤ「わざわざ機械兵を出さなくても良いだろう・・・これ以上、こちらの損害が酷くなると困るからな。」


「アガライヤ様〜応答してください。」

ルーゼからの応答だ。急な連絡のよう、アガライヤも首を傾げる。

アガライヤ「どうした?」

ルーゼ(CALL中)「この眠りについている戦士ですが、彼は一旦、ここの牢獄へ入れてやるべきかと。」

アガライヤ「むむっ、忘れていたわい。ではその辺は機械兵達に任せるとする。御前達は先へ進め。」

ルーゼ(CALL中)「了解です。」

アガライヤは、機械兵呼び出しボタンを押す。廊下のランプが点滅し、機械兵を呼びだす。という仕組みだ。


アガライヤ「さて・・・ようやく酒が飲める・・・」

機械兵(エリート)「なんでしょーヵ?」

アガライヤ「入り口の近くにいる人間を牢獄にぶちこめ。」

機械兵(エリート)「リョーカイDEATHぉ〜」

アガライヤ「あと帰ってきたら朝日ハイパードライ(ついでに)持ってきて・・・」

機械兵(エリート)「・・・」

何故か時化たようで。機械兵という下位の部下にすべってしまうと、どれほどつらいか(

アガライヤ「↑あとでぶっ殺す)我等が石を探し出せば、この世界は我のもの・・・」

アガライヤ「必ず天下を掴み取ってくれるわ!」


彼は拳を握りだす。掌には邪悪なエネルギーが漂っていた・・・




えー、主人公の言うとおり、後半に近づいて参りました。

夏休み以内には、何とか二話ぐらい作りたいところです。

次の話も細胞死闘軍を中心に書くつもり。早いとこ書かねば・・・
Posted 22:22
2010/6/26(Sat):長編1 第三十一話 旧基地での戦い 1/3
三十一話完成!

荒れ果てたベングル基地がまたも荒れますよ〜

いや〜非常に荒れますねぇ(何

では、どうぞ。




midiファイルを聞くにはプラグインが必要です。



そういえば、何故ここにいるんだ・・・この剣士・・・

まさか俺の居場所がわかる、何かの機械を利用したか?いや、こんな奴が持っている訳が無い。

おのれ・・・邪魔が入ったな・・・


あの魔法使い・・・何故こんなところに・・・

せっかくあのお爺さんに依頼を要求されたばかりなのに・・・

こいつ・・・何を望んでいるんだ・・・


???「時間をここで絶やす訳にはいかん。覚悟しろ!」

ラルド「(あの石・・・気になるな・・・)」

ラルド「(そういえばあいつ・・・味方を増す為だと言っていたような・・・)」

〜回想〜

ラルド「はっきり言うぞ。御前は石を集めて何を求めている!」

???「見ればわからないか?仲間を増やすんだよ。」

〜終了〜

ラルド「どういうことだろうか・・・?」

???「何を言っている!戦闘はもう始まっているぞ!ハイドロ・ブラスト!」

渦巻く水のレーザーが垂直に発射した。

ラルド「おっと・・・危ない。」

???「帰れよ!ウォーター・ウォール!!」

ラルド「ぐっ!大波か!」

基地全体に大波が襲う。流石にこれはかわしきれない。

ラルド「ぐっ・・・」

彼は波のせいで視界が悪くなったのだ。

???「隙だらけだ!」

ラルド「ぐぁ・・・」

視界を悪くし、自分の愛杖で硬い部分で思いっきりぶん殴った。その硬さは青い宝石(サファイヤ)並の硬さだ。

ラルド「痛ぇ・・・このぉ・・・!」

???「降参したらどうだ?俺のウォーター・ウォールを見切れるものなど少数。」

???「それに俺にはこの味方がついている。こいつはあらゆる力を司っている。何がおきるかわからんぜ?」

ラルド「くっ・・・戦況は明らかこちらが不利だな・・・どうしたことか。」

???「まだ帰らんか!こりない奴め。んなら俺が直々に消してやろうじゃねぇか!」
Posted 23:32
2010/6/26(Sat):長編1 第三十一話 旧基地での戦い 2/3
彼の怒りが徐々に高まってゆく。たかがこれほどの行動で、彼はもう汗をかいていたのだ。

奴・・・何故あんなに焦っている?たかがこれほどの攻撃で・・・

魔力を使い切ったか?それならこちらがチャンスだな・・・!

それを頭の中で思うと、ラルドは攻撃態勢にはいり、???のほうへ近づきだす。

ラルド「御前・・・何でそんなに疲れている?まだちょっとしかダメージを与えてないぜ?」

???「何だと・・・!?)は?何を言い出す?俺はまだまだ動けるが?」

ラルド「思いっきり汗かいてるぞ?御前に勝機がないぐらい焦っている様子。そんな汗だ。」

???「汗・・・?どういうことだ・・・?)・・・あぁ!?図に乗るのもそこまでにしろ!貴様ァ!!」

ラルド「・・・チッ、それなら戦闘再開だ。どうなっても知らんぞ・・・!」

???「御前を一瞬で殺す!アイス・ブレード!!」

薙刀の形をした武器が出てきた。持つ手の部分はしっかり鉄でできており、刃(は)だけ氷化している。

???「正々堂々しよう。剣を出せ!」

ラルド「・・・(剣を取り出す」

彼は無言で剣を抜く。さっきとは大きく異なって口を開かなくなった様子。

ラルド「(魔力がこれまでと大違いだ・・・何かあったのか・・・?)」

彼が思うには、「魔力が無さすぎる。」という感情をこめて思った一言だ。

???「さぁ・・・剣と剣で交えようじゃないかぁ!」

ラルド「・・・あぁ、かかってこいよ!」


その頃・・・


ようやく成功したか・・・これで奴も我等に手も足も出せんな・・・ww

これでいいんですね?


ギャラクティカ卿


ギャラ卿「ああよろしい。実に感謝するぞよ。」

ボルテニス「これで彼はどうなるんですか?」

ギャラ卿「効果・・・それは・・・」


ギャラ卿「奴の魔力が、こちらへ吸収される・・・」



ラルド「どうした・・・!その程度か!」

事態はラルドのほうへと優先していた。

???「ぐっ・・・こんなはずがない・・・俺が押されているなど・・・!」


・・・!!

何だこれは・・・!俺の身体・・・俺の身体に異常が・・・!!

薙刀の効力が失ってしまい、氷の刃(やいば)は消えてしまった。

機械が囲む、鉄でできた壁に追い詰められた???は、もう成す術は無くなった。

???「ぐっ・・・何故だ・・・」

ラルド「御前の負けだ・・・どうする?」

???「・・・待て・・・待ってくれ・・・」

突然、彼が滅多に言わない言葉が。

ラルド「・・・何だ?御前、いきなりそんな発言を・・・」

???「気づいてたんだよな・・・御前は俺の異常を・・・」

ラルド「ああ、凄く苦しそうだった。でも御前にはわからなかったんだ。」

ラルド「そして異常な大汗をかいていた。」

ラルド「あと・・・魔力がほぼ最小値だった。御前はいつも強力な魔術を使用しているのにな・・・」

ラルド「もしや・・・誰かに魔力を吸い取られている・・・?」

???「魔力を吸い取られている・・・だと?そんな馬鹿な・・・!」

ラルド「御前がよく使う低威力の氷技を使ってみろよ。俺に向けて。」

???「ああ・・・アイス・ニードル。」

一本の氷柱がラルドへめがけて放つ。しかしそれは異常に細い。

ラルド「感じられない・・・プレッシャーが全く感じられない・・・!)いくぞ・・・はぁっ!!」

パリーンッ!!

???「何・・・だと・・・たかが拳でだと・・・!?」

何と右手だけで破片ごと粉々にしたのだ。

ラルド「この程度か・・・相当弱っているな・・・」

彼の人差し指と中指には出血してしまったが、単なる軽症。???は、開いた口が塞がらなくなったのだ。

ラルド「事実だな、これは・・・」

???「ぐぅ・・・どんどんエネルギーが吸い取られる・・・」
Posted 23:31
2010/6/26(Sat):長編1 第三十一話 旧基地での戦い 3/3
彼は流石に力を多く吸われてしまい、その場へ座り込んでしまった。

???「俺はもう何もできない・・・さぁとどめをさせ。ラルド・・・」


ラルド「・・・だが断る。簡単に殺さない。」

???「・・・何を言うか?御前は俺との勝負に勝ったんだ。殺る権利はある・・・」

ラルド「黙れ・・・御前は俺の好敵手なんだろ!ごちゃごちゃ小声で喋るなよ・・・!」

ラルド「さっき御前が言ったことと同じことを言う。・・・俺は正々堂々、御前と交戦したい!!」

???「っ・・・!」


最後の発言に怯んでしまった???。彼はさらには目を丸くしてしまった。

???「御前・・・俺とそこまで・・・!」


ラルド「さぁ、立てよ。」

???「御前が俺と戦いたいならば、時間をくれないと困る・・・」

???「どうにか・・・ギャラクティカ卿の野望を止めよ・・・成功したならば、俺の魔力も元の値に戻るはずだ・・・」

ラルド「そいつを倒せばいいんだな?じゃあそいつの居場所はどこだ?」


???「・・・この上だ。」


ラルド「上・・・ああ、岩にあの穴をつくりだした本拠地(?)か。」

???「まぁそんなところだ。だがどうやって行けるかは、俺にも知らない。」

ラルド「そうか・・・」



10分後・・・

神の手下達の本拠地存在である、{天空}の道のりがわからないため、どうしようもなくなった。

???「これはこれは・・・どうやらこの効果は行動中以外は無効されるみたいだな。」

ラルド「じゃあ御前はここで休んでろよ。俺が在処を探ってみせる。」

???「そうか・・・頼んだぞ。俺の好敵手・・・」


ラルドはこの旧基地から去り、天空への行き先をいざ探しに。


???「ありがとよ・・・ラルド・・・」

彼は自分でつくりあげた氷の部屋で1人休息に入る。仲間の石とともに。

メフィスト「主人、何故動かない。何故敵を倒さない。」

???「御前には関係ない・・・今の俺は、何も出来ない身体になってしまった・・・」

???「まぁしばらく待ってくれよ。あいつが俺の病を治そうとしている感じかな・・・今はあいつに依頼している。」

メフィスト「そうか。早く治せ。待っている。」

???「おう・・・」


空には星と月が見える。夜、下界から見る{天空}は、虹色のオーロラが輝いている。

多分それが、相棒の輝石を手に持つ魔法使いに漂わせている。そう、彼に復讐心を抱く神の側近が。


その側近は、何をしようとしているのか、未だ不明だ・・・




今回はラルドとの戦闘開始から終わりまで、メフィストが登場しなかったこと。これはちょっと挫折気分でしたorz

後半、話のつなげ方が難しかったです。いや〜日本語って難しい・・・

つーか最近、主人公の薄さがパネェなww何とかせねば・・・



Posted 23:29
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