通り過ぎて行く人だかり・・・ 僕はその人通りに呑み込まれそうになっていた。 「・・・・・。」 ただ・・・ 微かに香るこの匂いにドキドキした。 「・・・?」 亮くん!! すると、 隣にセニョリータ・・・。 って、 山下君と二人だ。 どうして、 見つける度に こんなにドキドキするんだろう? 亮「あっつぅ・・・。」 細かな汗が 山下君の手で拭い去る。 亮「・・・。 ハンカチでやってくれん?」 智「やだ!」 やだ! っじゃない! 少し 倒れかけそうになった。 亮くん・・・ お願い・・・ 僕を見て?