いつしか 雨になっていた。 僕は、 傘を忘れてしまい・・・ 雨宿りをしていた。 いつもみたいな光景だ。 人見知りするのだろうか・・・。 何故だか、 少しドキドキしてきた。 その時、 聞きなれた声が・・・。 「行くでー。」 あ、 亮くんだぁ。 見ると・・・? “なんで横山君が・・・。” すると、 渋谷君もいた。 「あ。」 亮「・・? ・・・。 ん・・・ いっ・・・、行くで。」 横「ん。」 渋「・・・? 山田くんや。 行こうか。」 横「ん。 てか、 返事はやっ! 山田くん、いつ見てもイケメンやわ。 どっくん、 何に動揺してるか知らんけど。 まぁ・・・ 何かあったんは聞かずにいるから。 気にせんといて。 傘、ないんか?」 ってか・・・ じゃない!! それより・・・ どうしたものか・・・。 この人がわかってしまうなんて・・・。 いいんだ、 別に・・・。 少しだけ、 亮くんが困っているように見えた。 ごめんね、 僕がこんな所にいて・・・。 「///」 横「傘、ないなら言いな。 俺の貸したげるから。」 すると、 横山君じゃなしに亮くんが傘をくれた。 「///」 亮「こんな所で雨宿りするな。 20歳以上じゃないと入れんとこやで?」 見てみると、 居酒屋だった。 「あ。」 渋「山田くん、 20歳になったら一緒に飲もうな?」 横「絶対行かへんやろ。 まぁ、俺やったら行くけどなw」 渋谷君の傘の中に亮くんが 入った。 横「せめて・・・、 どっくんと・・・。」 亮「絶対嘘や。」 そう言って、 三人は帰っていった。 ただ・・・ 亮くんの肌に少し触れた。 ありがとう、亮くん。              END