▼鋭い切れ味のクルップ4116とフォールディング


ナイフはシースナイフが一番機能的で美しいと思っています。が、フォールディングを作れないのかと思われるので一応作りました。
一番上は小型の中国タイプのスキナーです。刃渡り8センチの小型ですが、結構使えます。ブレード鋼材は安くてコスパの良い440Cです。
2番目はもう手に入らないかも知れないブレード鋼材のカウリXで作りました。可成り硬い材質で刃持ち、切れ味とも抜群ですが、ロック硬度66ととても硬い為靭性に難がありますが美しいミラーフィニッシュに出来ます。またハンドルも白蝶貝で綺麗に仕上げました。
三本目と四本目が今回のメインです。
ジャーマン4116クルップと言う戦車の装甲用として開発された鋼材を使ったのですが、もの凄い切れ味で愕然としました。ドイツ軍の戦車が強かったのはこの鋼材のお陰もあったのですね。
価格の高いカウリXやS30Vが切れるのは想像出来ますが、この4116クルップの切れ味は凄まじく、両方とも剃刀に負けません。
毎日これで髭が剃れます。しかも耐食性に優れ何より価格がとても安いのです。尤も、鋼材そのものは殆ど手に入りません。ドイツ人から貰いました。
猟仲間にこれで作った凄い切れ味のナイフを猟期までに全員分作る予定です。
只、一番下の大型スキナータイプのはサイズ的にこれ一本しか取れませんでした。3番目の鎧通しタイプなら横幅的に数が出来ますのでそれで作ろうと思います。


2013/6/10(月) 11:27 ..No.14
▼釣用の錆びないH-1ナイフ


先日作った友人用に加え自分用の釣等の水際専用ナイフです。下の友人用と少し形状が違うのは最後の整形過程で寝ぼけていてブレードをグラインターで削ってしまい、鉛筆持ちが出来ない形状になってしまったので残念ですが、ハンドル形状も素材も変えました。まあ、自分用ですから充分です。
ハンドルはアクリストーンと余ったマイカルタにG-10を組み合わせた人造ハンドル材のオンパレードです。
ニッケルヒルトも削ってしまったのでヒルトも真鍮にしました。
また、最も使いよいシースはカイデックスとはっきり言い切れますが、これは珍しく革のシースも作ってみました。勿論カイデックスも作ってあります。
2013/5/13(月) 11:08 ..No.13
▼カスタムナイフ2


ゴールデンウィーク鯛釣に行こうと思っていたのですが、持病のリウマチ性多発筋痛症が酷く諦め、作った二本です。

上は猪の皮剥き専用のスキナーです。ブレード鋼材はカスタムナイフでは定版のATS-34です。S30Vよりも錆には弱いが切れ味が良いとの噂だったので作りましたが、S30Vと比較しATS-34の切れ味が鋭いとは言いがたく、少しガッカリしましたが髭位は何とか剃れます。ブレードは薄い3ミリ厚の幅広刃で可成りカーブを付けたので、皮を切らずに上手く皮剥きが出来きそうで気に入りました。ハンドルは血や水が付いても滑らない様エボナイトにしましたが、サブヒルトも付いているので滑り様もない位私の手に吸い付いてフィットします。

下は完全海での使用を想定して作った魚〆用のナイフです。
どんな錆びにくいステンレス・ブレード鋼材、例え下記のS30Vでも海水付けにしていれば何時か錆びますが、このブレード鋼材H1は決して錆びないとの事なので、友人がボートを都内のマリーナから別荘のある伊豆に移した記念に作りました。
只、焼き入れが出来ず硬度が少し柔らかいので切れ味は良く切れる包丁かカッターナイフ程度ですが、魚裁きには充分です。ハンドルはやはりエボナイトです。エボナイトは高額な万年筆等に使われるナイフのハンドル材としては一番高額な人工素材ですが、水が付いても元々ゴムの硬質化材なので滑りません。
また、ナイフの形状は可成り拘りました。大型の魚も〆られる様ブレード厚はフィッシュ・ナイフとしては珍しい厚めの4ミリ刃ですが色々な保持が出来る形状です。
ブリのような大型魚の延髄をカットするには可成りの力が必要な為、グリップエンドを可成り太くし力が入れられる工夫をしました。しかし、卸す時は細かな作業も必要ですのでペティナイフや鉛筆持ちも出来る様な特殊形状です。
今同じ型の色違いの自分用も作っています。
2013/5/9(木) 14:27 ..No.12
▼カスタムナイフ作り


ロッドも色々作り小物以外はどんな釣も出来る様に成ったので、今度はハンティング用の自作ナイフに挑戦しました。

上の皮剥き用は刀鍛冶の所に行き自分で鍛造しました。可成り大変な作業でしたが、美しいダマスカス模様の鋭い切れ味物が出来ました。
只、宝石をあしらったので使うのがもったいないし、青鋼は良く錆びるので先の丸い錆びに強いスキナーを次に作ります。

中段の二本。同じく鍛造の白鋼と青鋼で猪の差し止め兼、枝打ち剣鉈です。

四つ足ハンターに一番必要なのは剣鉈タイプの大型ですが私の場合サイズは全て刃渡り8寸(24cm)に統一しています。
長さは私がライフルハンターの為か殆ど獲物の即死が多く猪に刃物で留めをさす事はかれこれ25年間ありませんでした。
まあ、大猪に30-06を7発撃って皆から頭の形が分らないと冷やかされた事はありましたが〜(笑)
その猪も強者でしたが、更に150Kgを越える獣神クラスだと心臓と肺の半分が砕け散っていても襲い掛って来る事があります。事実、一昨年亡くなった親方は数年前に心臓と片肺のない獣神と数分間格闘し大怪我をしました。超近接戦闘の為、銃は使えず最終的に剣鉈で留めを刺し本人は気絶していましたが一命は取り留めました。と、そう言う事ももしかしたら有るかも知れないという理由で長くしたいのですが、余り長いと車の運転や山歩きに支障を来します。その為自分の腿の長さに合わせると24センチの刃渡りが一番使い易い事を経験から知っていますので、全て剣鉈類の刃渡長は24センチと決めています。

尚、この二本の剣鉈、日立安来製白・青の高炭素鍛造鋼は良く切れるのですが、如何せん錆びやすく、写真の様な鏡面仕上げにしないととても猟場で使えません。

そこで、錆びずに良く切れ粘りけもあって刃が欠けない物が欲しくなり、調べましたがそんな鋼材は存在しませんでした。近い物だとやはり日本刀で中でも室町時代以前の古刀が理想です。海外ではウーツ鋼の本物ダマスカス剣ですが、どちらも現代技術では再現も製造法すら分からなかった。と言うのが最新調査の結論です。

と言う事で、一番下の大型ナイフは錆びずに良く切れ、美しく、をコンセプトに猟場で使う最良と呼べるナイフ鋼材を調べ尽くして選択したS30Vです。S30VはUSAクルーシブル社が開発した比較的新しい粉末スティール鋼材です。
実際仕上げてみたところ、硬く高炭素だった為か、鏡面加工がとても大変で通常鋼の3倍磨いても鏡面に成りません。
実際販売されているカスタム系ナイフでもこの鋼材で鏡面にしたものは見かけません。全てヘアーライン仕上げです。尤も錆びに強いので鏡面にしなくても良いという結論らしいのですが、私はカスタムで鏡面以外はなんだかなあ〜と思って苦労してミラー仕上げに近づけました。
しかし、驚いたのはこの切れ味です。切れ味はカスタムナイフ定番の高級鋼材ATS-34より劣るとの見解でしたが、もの凄い切れ味でこれで髭が剃れる位切れます。ブレード厚が5.5mmも或る事を考慮すると、この切れ味は驚異です。
また、S30Vは靱性もそこそこ高く理想的な剣鉈タイプのハンティングナイフと成りました。
2013/4/24(水) 14:00 ..No.11
▼電動リールロッドの結論


結局色々な電池も作りましたが、一番便利で使いやすいのは
ビルドインタイプの頑丈なフェルール式のティップ取り替え式ロッドの製作でした。
また、バットに入れる特注リチウム電池はフル充電で16.4ボルトで6アンペアです。300クラスの電動リールで2日間フル稼働します。普通は車の大きなバッテリーを使うミヤエポックのコマンダーでも半日稼動できます。まあ、電圧が減っても釣をした儘、バットエンドの防水スイッチを回し外すと直ぐに充電済みの電池と交換が出来ます。
尤も、深海魚釣以外ではシャクリ全開の釣を電動で遣ったとしても全く取り替え不要なパワーと容量を持っています。
重さは+280グラムなので全く疲れ知らずで自由です。
2013/4/24(水) 13:34 ..No.10
▼12アンペアとダイワロッドクランプ兼用


ダイワの高級機種電動リールにはロッドクランプネジが付いております。ロッドクランプとはリールシートを壊さない様ロッドを下から挟みリールにネジ止めして固定を堅固にするオプション品ですが、これだけでダイワ製は4000円近くします。
しかし、同メーカーのダイワロッドでも種類により取り付けられないロッドやロッドを痛める事があったりと今一です。
私の電池背面はロッドやリールにぴったり合わせますのでこのクランプ機能と充電池を合体させました。
ワンタッチでなく3タッチに成りますが、最も堅固です。
また、大型の大電力使用電動リールはロッド取り付け式だと一日持ちませんので、普通のコードを使用するリチウム電池も作りました。
此方はダイワの8.8アンペアと同程度の大きさでありながら12アンペア(実測)有ります。接続は2種類の防水コネクタ(七星製丸型と、車で使用されている防水ハウジング)で取り付ける仕様です。
各リールメーカーのスーパーコードはワニグチ端末である限り防水ではありません。
が、ワニグチを防水コネクタに変えてこの電池に接続すると全ての電動リールで使えるハイパワーの防水仕様と成ります。
また、ロッドホルダーと船のハルを固定する添え木としても利用可能な程丈夫に作ってありますが、傷だらけに成りますので止めましょう(笑)
2011/9/6(火) 14:53 ..No.9
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