• 解脱寺での出来事をご案内いたします。
▼2010/9/25(土):修正
今日は、小学生達などにに一筆描いていただいた部分の修正をしています。
雲母の絵具が、乾いてくるとキラキラと輝き、まるでパールのよう。
(通称パールと呼ばれるものらしいです)

そこにさらに金の絵具で縁取りがなされていました。
艶やかな雲となりました。

画伯曰く、この雲達は、端の方に位置し、影になってしまうため
派手めにしてあるそうです。
なるほど。

そしてポツリとこうおっしゃいました。
「子供の描いた部分はすんなり筆が運びますが
大人の描いた部分は、不思議と修正しにくい」

それはつまり…どういうことなのでしょうか?
子供の素直さに対して、大人の煩悩や邪心が
筆を通して伝わってしまった、ってことなのでしょうか?

私も一筆入れた一人なのですが、いやはや、恥ずかしい限りです(^^;
画伯には全てお見通しなのですね。


Posted 14:03
▼2010/9/25(土):寒
彼岸過ぎから、いきなり寒くなりました。
ここ阿毘縁では、昼間でも14度くらいの低温。
秋を通り越して、一気に冬到来の気配を感じます。

そんな矢先に、事件が起こってしまいました。

なんと、画伯の使っている絵具が凍ってしまったとのこと。
ご覧の通り、お皿を斜めに傾けてみても、びくともしません。

急遽、ストーブを出しました。
まだ9月だというのに、こんな時期にストーブを出すなんてびっくりです。

和歌山では、絵具が凍るのは11月半ばとのこと。
こんなに早く凍ってしまうなんて、と、画伯もびっくりされていました。

阿毘縁は冬になると、雪が1mほど積もる極寒の地です。
ここからは、寒さとの戦いになってしまうのでしょうか?

自然のものを使っているので、とりわけデリケートなのでしょうが
やはり、自然の力には太刀打ちできませんね。

今年は暑かったり寒かったり、ほんとに変なお天気です。
これから少しでも回復してくれるといいのですが…。


Posted 14:00
▼2010/9/22(水):日南小学校 A
今日も日南小学校の子供達が来られました。

連日の見学にも、画伯は優しく説明をされました。

やはりみんな、金箔を貼ったキラキラした部分に目がいくようで
「あれは何?」
と、度々質問がありました。

そしてまた、一筆ずつ入れてもらいました。
一年生は覚束ない手で筆をにぎり、ヒヤヒヤする場面もありましたが
みんな上手に筆が入れられました。

それから今日は、中海テレビさんと、ちゃんねる日南さんの取材がありました。
はるばる来てくださってありがとうございます。
放送を楽しみにしています。

画伯によると、天井画は全体の7割ほど進んでいるとのこと。
完成まで、9月いっぱいを予定していましたが、もしかしたら少し長引くかもしれません。

まだ見学に来られてない方は、お早めに、お待ちしております。




Posted 12:39
▼2010/9/22(水):日本海新聞 記事
日本海新聞の今日の記事で
天井画のことを大きく取り扱っていただきました。

子供達に囲まれた画伯の写真が
カラーで掲載されていました。

日本海新聞さん、ありがとうございます。

Posted 12:37
▼2010/9/21(火):身延
17日から、山梨県にある身延へ行っておりました。
日蓮宗の総本山である久遠寺の大本堂にも
龍図の天井画があります。


まじまじと拝見させていただきました。
画伯の描く龍とはまた違い、緩やかな曲線によって描かれた龍。
どことなく優美さが醸し出されていました。

画伯曰く、総本山であるこのお寺には、あまり力強い龍ではない方がいいとのこと。
なるほど。
絵は絵だけでなく、周りの雰囲気や風景にも調和しなくてはならないのですね。

しかし一つ気になるところが。
絵と絵の繋ぎ目の線が、妙にくっきりと浮き上がっていました。
なぜあのようになってしまったのでしょう?
作品が素晴らしい分、少し残念な気持ちになりました。

私個人的には、画伯の描かれる力強い龍が一番好きですが
お寺によっても、描く方によっても、全く違った顔に映る龍。
いろんな龍を見てみたくなりました。


(堂内は撮影禁止だった為、写真はパンフレットを写したものです。)



Posted 15:51
▼2010/9/21(火):日本海新聞
今日は、日本海新聞の記者さんも取材に来られたり
大阪かははるばる来られた見学の方があったり
忙しい1日でした。

日本海新聞の紙面には、明日、大きく取り扱っていただけるとのこと。
記事が楽しみです。

皆さん、はるばる来ていただきありがとうございました。
天井画の輪が大きく広がっていくのを感じます。



Posted 15:23
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