春よ、あたしを おいていかないで!
春よ、もうすこし 待っていて!
春よ、もうすこし 照らしていてよ!


あたしの毒を風邪がつつむ
春風のにおいを感じながら
遠くの山を見つめている
それぞれ違う葉をつけて
どうどうと立っている木々


あたしは過去を思いやる
未来は不安定だから


あたしはあたしを泣かせちゃった



風船に思いをぶらさげて
どこまでも 
この風にのせて
とばしたい
あなたの心へ
届けたいの


雨の音に負けないくらい
「大丈夫だ」って叫んでみてよ
あたしはそれをずっと待ちたいよ
やっぱり壊したくないからさ
運命を変えてみて
あたしにお手本を見せて
春に見捨てられないように
心を閉ざさないように










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