▼冷たい指が

悲しみでも奏でようか?

一体僕に何を望むんだ

1人だけにしてほしいけど

このままだと凍えてしまう


不可がかかる度にお金を使う

そんな僕は駄目なやつかなぁ

僕の苦しみとお金の消費量は比例する


ますます苦しくなるんだよ、

分かってるよ、分かってるよ、

だけど冷たい指先は、

かりそめの満足、探している


ピアノはとっくにやめたんだ

でも痛いぐらいに探している

一回ぐらい良いんでしょう?

虚無の歌でも、奏でましょうか…


一千回ぐらい先の僕が

冷たい指を水にひたして

三回くらい囁けば、

きっと今の僕も絶望の意味を知る


悲しみの色を知る



まだまだ僕は、

知らないままで、

そう、

知らない方が良いんだけど、だけど

知ってるふりを続けたら

いつかこの指先も

凍り付いて、

融けない痛みになる
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