▼ある日のこと

それはある日

ある日のこと


暑くもない寒くもない

かと言って日差しが無い訳じゃ無い

風が吹かない訳じゃない


そんな曖昧な日



雨が降った 僕の周りに

半径1メートルには誰もいない

自ら隠れた校舎の陰

心配されるのが嫌だった


“僕のことはほっといて!!”

叫んだ瞬間 後悔した日

僕が全てを憎んだ日



それは晴れでもない曇でもない

雨とも言い切れない水の粒が


僕にだけ降り注ぐ


日でした



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