▼月光の詩

真っ暗闇の中 手探りで見つける午前2時

何も見えない暗黒の中 鉛筆を握る

全ては感覚 ある意味、自分への挑戦

真っ暗闇の中 何が書けるか

何処まで行けるか


電気は僕じゃない他人に消された

スイッチを押したのは僕だけど

そうさせたのは他人じゃないか

そうやって奪った

それで幸せになれた?


仕方なく月の光で書く詩

むしろ何も見えない、暗闇に直接書き込む詩

さぁそんな僕にあなた方は何をした?

体に悪いと言っては僕のささやかな幸せを奪った

変だと言っては僕の生きる意味を取り上げた


そう、もう見えないんだよ

視力は大した問題じゃ無いんだ

僕が望めばそれくらい出来るさ

つまり僕はもう望んでないってことだよ


見えない方がラクだった 見たくないものは見えないことにした

この暗闇は僕から視界を奪ってくれた

今思うと、ちょっと不便だよね

でもそれもどうでもいいんだ


それぐらい僕は、

月光の光に当たりすぎていた

スポンサード リンク