一秒一秒忘れていく大切なもの

そして既に其れが大切なものだったのかも判断出来ず

記憶とか現実とか　どちらが大切で重要なのかな


僕の覚えているものは本物なのだろうか

記憶は確実に存在しているのだろうか

もしも目に見えない物が存在しないと言うのなら

僕等は「生きてきた」とさえ言えないんだね


目を閉じれば　あるいは閉じなくても

何らかの記憶はすぐに取り出せるのにさ

真実か嘘か　実際にあったのか無かったのか

言い切ることは出来るけど

想像の世界が本当に無いなんて言えるのかな

だって体験していないのに思い浮かべる事は出来るから



思い出した景色さえも　僕には

どうすることも出来なくて