「千姫たん！」
「げ」
「げってなによげって！失礼ねー！」
「あんたってさあ。神出鬼没よね」
「あら。褒められて光栄ね」
「褒めてないわよ。あら、そのネイル可愛いわね」
「ああ、これ？昨日自分でやったんだー！」
「ふうん…その蝶綺麗ね」
「これはねー。うちの大事な人を思いながら書いたの」
「大事な人、和歌のこと？」
「うーうん。千姫たんのこと♪」
「あら、意外ね。シスコンのあんたのことだから和歌のことかと思ったわ」
「和歌はねー。忘れたくない人、かな」
「そう。ところで今暇？ランチでもどう？」
「いいねー！じゃあ駅前の新しく出来た店行こうよ」
「そんな店出来たのね。最近忙しくて…」
「だろうと思ってうちも行ってないよ！あ、そうだ」
「なあに？」
「ランチ食べたらさ！」
「「いつものケーキ屋さんに行こう」」
「・・・あはは、あんたって本当に分かりやすいわよね。単純って言うの？」
「もー。意地悪な千姫たんにはおごってあーげない」
「あら、女の京さんはけちなのね？」
「そうよー、だから男のうちに戻るかな？」
「じゃあ、駅前で会いましょう」
「おっけ。後でね」

こんな日常過ごしてたら良いと思うの・・・！