▼未来の手紙 3






        「だ・・・れ・・・・?」





      未来の手紙




「何・・・だれなの・・・」

「キミノ・・・」

「や・・・怖い・・・」

「キミノ・・・」

「やだぁぁああああ!こっ怖いっ怖いっ怖いぃいいい!」


美香は怖くなって家を飛び出し、仕事場へ向かった。



仕事をしていても、美香の頭の中にはあの声しかなかった。


「梶ヶ谷ァ!!!!」

「はっはいぃぃいいい!」


梶ヶ谷とは、美香の名字である。


「お前・・・なんて間違いをしてくれたんだぁ!」

「え・・・?」

「何とぼけてんだぁ!お前・・・前出張先で何をやってきた!」

「・・・小説の内容を・・・聞きに・・・」

「そのほかだ!」

「ぇ・・・?あ・・・何か・・・作れって言われて・・・」

「で!はさみをつかったか!」

「あ・・・使いました。」

「そのはさみはどうした!」

「机の上に・・・」

「それだ!それなんだ!それを一度ズルっと向こう側にやってしまっただろう!」

「あぁ・・・はい。」

「そのせいで!そのせいで原稿が大変なことになったんだ!」

「え・・・?」

「そのせいで原稿が切れてしまい、そこまではまだいいが、
その原稿が向こう側にいってしまい、置いてあったジュースがこぼれて
原稿にかかったんだ!しかもなぁ!コップが倒れたときに
パソコンにもかかってパソコンが壊れたんだ!」

「え・・・!」







結局、美香は謝りに行き、パソコン代20万を出したのだった。

しかも・・・それは・・・その出来事は・・・




























美香に届いたもう一つの手紙に書いてあった内容だった。




















続く
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