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※ギン←イヅ 小説(ヤンデレ)

イヅルが病んでます。自分的美学みたいな状態です。
読めば読むほど病んでいきます。鬱には・・・ならない程度です(多分


おk?



では下からどぞ。








   ぬくもり




隊長・・・・


僕は貴方を愛しています。



僕が死神になった頃、学生の頃僕の命を助けてくれた人は隊長まで上りつめていた。
その人に近付きたくて僕は毎日毎日訓練をして、遂に副隊長になった。

憧れの人といつも一緒に居れる。
僕にとってこれほどの幸せは無かった。

市丸隊長の副官になって、僕は気付いた。
これは憧れではない、恋愛感情だ、と。


今日も一日が終わり、日記をつけていた。
と言ってもこの日記は肌身離さず持っているから、一時間に一回はつけていると言ってもいい。

隊長の行動、仕草、癖。
隊長が僕に掛けて下さった言葉、目があった回数、僕の名前を読んで下さった回数。
隊長が話しかけた人、話しかけられた人、その回数。

隊長の事は何でも日記に記した。
暇があってはそれを読み返し、誰にも見せないし、触らせない。
僕の宝物。

その日全部の隊長の行動を全部記し終わって、ため息をつく。


僕の名前を呼んだ回数より乱菊さんを呼んだ回数の方が少し多かったから。
藍染隊長の方ばかりを向いていたから。

隊長は僕の事がやっぱり嫌いなんだろうか。僕はこんなに好きなのに。

そんな事を考えちゃいけない。
隊長といつも一緒に居れるだけで幸せな事なんだ。
隊長が僕の事を嫌いなら尚更の事だ。

そう言い聞かせ、気持ちを押さえ込む。
でもそれだけで押さえられたら苦労しない。

だから隊長が好きな分だけ、僕は腕に痕を刻む。
紅くて深い痕を。
そのため僕の左腕はすでに痕だらけ。
1、2ミリ間隔で痕が刻まれている。
今も少し腕を伸ばすだけでギリギリくっついていた皮膚が離ればなれになり、血が滲む。
現世ではこれをリストカットとか言うらしい。
でもその名称よりも切る意味の方がよっぽど深いと僕は思う。

こうやって腕を見ると醜い自分の腕も綺麗に見える。
当たり前だ。
隊長への愛が、愛だけが刻まれているのだから。
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