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僕は何かが吹っ切れたかの様に隊長室を飛び出した。隊長の背中だけを探しに走った。
その時連絡が入った。
虚が出たらしい。担当地区は三番隊。
此処に行けば隊長に会える・・・!!
ひたすら瞬歩を使って急いだ。
隊長に会える!!
隊長に会える!!
隊長に会える!!!
着いた頃には市丸隊長が戦っていた。
久々の大物らしく、楽しそうに見えた。
楽しいとは言え、大物は大物。
多少は手こずる。
僕は隊長の後ろに回って声をかけた。
隊長が後ろを向いた途端、虚が隙を見計らって攻撃を仕掛けた。
「隊長っ・・・!?」
肩をえぐり、血が飛び散る。
ビチャッ
当然、後ろにいた僕の顔にも飛び散った。
血、そして肉片。
愛しい隊長の、
一部だったもの。
まだ感じられる隊長の熱。
手でそれを拭う。
隊長の血・・・。
そう思うと愛しくて愛しくて仕方がなくて、
気付いたらその血を舐めていた。
「・・あ、隊・・・長・・・・・」
「吉良っ・・・!!」
日番谷隊長の声で我に帰った。
その時の僕には隊長しか見えていなくて、虚が襲いかかって来ている事には全くと言っていいほど、気付いてなかった。
「・・・っあ゛・・・・・」
三番隊副隊長 吉良イヅル
死因 虚との戦闘中での負傷
同行していた市丸隊長、日番谷隊長は軽傷。
即四番隊最上級救護班を手配したものの、手遅れ、息を引き取った。
身体に多数の切傷を確認。
利き手とは逆の手首にあったため、
自傷と思われる。
また所持品、斬魄刀、日記等は上官である市丸隊長に所持件は移される。
「イヅル・・・、」
「やっぱお前おもろいわ・・・。」
「そう思いまへん・・・?」
「・・・藍染隊長・・・・・?」
End
あとがきと言う名の謝罪。
本当にすみませんm(__)m
見苦しい妄想(モノ)をお見せしました。
かなり自己満足ですね、はい。
ヤンデレどころか死んだ←
全国のギンイヅファンの方にお詫び申し上げます。(侘助で
私的にはギンイヅはこういうのが好きです。