短い詩 12


小説・詩


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何年先も

目の前にいるのが5年先も10年先もあなたであるように


死ぬ間際まで繋いだ手がこの大きな手であるように
寒さに震える季節に感じる温もりがあなたであるように

この先もずっとあなたの愛する人が私であって欲しい
私の永遠の愛はあなたであるから

目の前にいるあなたが何年先も一緒に居られますよう...

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距離

傍に居るだけでもいいと思った
傍に居れば何も不安になどならないと思っていたから

近すぎてもいけないのだと知った
遠すぎてもいけないのだと分かった
お互いの距離を持つ事が大切なんだ

私にはまだ分からない二人の距離
分かる日が来るのかな
傍に居て欲しい
離れて欲しくない
けれど、ある程度の距離は必要なんだと...

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嫉妬深

手を繋ぐ幼き少女
私はあんな子にまで嫉妬しているのか
あなたの周りに在るモノ居るモノ全てに

一度でもあなたに愛されたならソレが憎い
こんなにも強くおもう私よりも
先に愛されたモノが憎い

いいんだ、いいんだよ
過去の話、そう過去の話
けれども、それを過去のものとして流す事が出来ないから
今こうして在るモノすべてに嫉妬している

愛しさのあまり。

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What I love you?

私は誰を愛し 誰に恋をしているのだろうか
自分のある感情は愛なのか恋なのか
ソレさえもわからない

私の愛する人は誰?
私の大切な人はどこ?

私の本当の気持ちはどこにあるの

わからない わからない
自分でも分からないのだから 誰にも分からないだろう

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白雪

冷たい風が白く冷たいモノを運んでくるよ
壁のような灰色の空から
一つ、また一つと

こんなにも冷たいのに
どうして心は温かいのか
知っているようで知らない私

あなたを想えば温まる心
あなたの愛が
私のあなたへの愛が
私の心を冷ますことがない

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傾き

切なさと愛しさが心を締め付ける
私の愛するあなたには
私じゃない、他の誰かを愛してる

それは、仕方のないもの
けれど、あなたのその愛が
少しでも私に傾いてくれるのなら・・・

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前進

あの日からどれだけの時間が経ったでしょう
私とあなたの出逢いは偶然ですか
今、尚変わらぬあなたへの想い
あなたの私への思いも変わっていませんか?

これからあなたとどれほどの時間を共に過ごすでしょう
先のことなんて誰も解りはしない
進むだけ
歩くだけ
前に、前に...

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笑顔

いつもあなたが私に見せる笑顔は私のモノじゃない
あなたは誰にだってその笑顔を向ける

好き、好きだから
あなたのその笑顔を他の誰にも向けないで欲しい

滅多に私に見せてくれない表情さえもあの人の前なら見せるのね
あなたは私をどんな存在だと感じていますか

好き、大好きだから
あなたのその表情ひとつひとつが宝物
私以外の誰にもそんな表情向けないで...

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Long

あなたといる時間はどうしてこんなにも早いのか
あなたに逢うまで長かった
二人で居る時間はとても早く短い

一秒一秒をこんなにも大切にしているのに
どうして早く流れてゆく
いつか二人で時間の早さを気にせずに暮らせるように

誰にも邪魔されぬ

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同情

あなたを信じたのは私
あなたを愛しているから信じたの
裏切りなんて言葉浮かびもしなかったわ
あなたの『愛してる』偽りの言葉

離れていても
あなたの想いだけ信じた

私にとって掛け替えのない人
あなたにとって私はただの同情してあげた人間

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事実

あなたが近くに居るだけで良かった
周りの友達のように接する事が出来るだけで嬉しかった
ただ、二人で話す時間も
一緒に居る時間も夢でないのならその事実だけで。

楽しかった
嬉しかった
見ているだけの友達止まりの関係が辛かった
悲しかった
けれど、それでも私はあなたに恋をしているのです。

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見つめる先

見つめる先に未来があるのならどうして
今の私たちにいくつもの選択肢があるのだろう?
未来は一つだけじゃないの?
いくつもある選択肢のうちの一つだけに進むのに

いくつも選択肢がある中で
一つの選択をしてあなたに出逢った
幼き頃あなたに出逢うなんて考えもせずに

何個もある選択肢を選びあなたに出逢えて良かった
何もいらないと思えるあなたに

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