永遠の恋の道しるべ
TOP
ABOUT
POEM
DIARY
BBS/コメント
LINK
短い詩 17
〔
想い描く
〕
気づけば、過去に思い描いた未来と今はかけ離れていた
あのころ私は何を望んでいた?
今はそれさえも見失いかけている
闇の中の渦に飲み込まれて
ただ、流れに身を任せるだけの今
私は何を望んでいるのだろうか
何一つ分からない
ただ、流れに身を任せて今は眠りにつくだけ
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
〔
悲鳴く
〕
空はこんなにも青く澄んでいるのに
それと裏腹に私の心はよどんだ色をしている
涙は枯れる事がない
風が吹き、その流した涙を乾かそうとも
次から次へと滴る涙は止めることはできない
意思が強くとも
からだが、心が悲鳴をあげているから
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
〔
傷日
〕
あたり前の日常の中で大切なものを見失った
「大切」その気持ちは変わらずあるのにどうしてかな
きっと、まだ未熟なままお互いに日々をすごした
傷つけ、傷つけられ
そんな日々も今となっては幸せな日々で
今の私は何が「幸せ」でなにが「不幸せ」なのかわからずに・・・
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
〔
君を想う願い
〕
君が自分で見つけた未来を
君が自分で歩みだす勇気を
私は信じるから
大きな壁につまづいてくじけそうになったとき
君の背中をそっと支えてくれる人が居ることを願うよ
世の中のすべてつまらないなんていわないで
楽しいことがあったから
うれしいことがあったから
幸せを感じたことがあるから
その分今辛いと想うだけ
君なら大丈夫
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
〔
夕焼け空
〕
君の涙をみて、今僕は何を想っただろう
ただ、黙り込むことしかできなくて
本当は涙を拭って「大丈夫だよ」
そんな言葉をかけてあげたいのに
喉まできた言葉を飲み込む
声を出さずに泣いた君を抱きしめてあげたいのに
抱きしめようとした手を
ぐっと握りしめ
ただ、じっと宙をみつめるばかり
どれほどの時間が経っただろう
いつもなら早く感じる時間さえ
永遠にこの沈黙が続くような長い時間に感じた
夕焼け空
むなしく暮れてゆく
スポンサード リンク