短い詩 16


見えないけれど


目には見えないもの
大切なものはいつだって目に見えない
身体で、心で感じるもの

些細な言葉も ちょっとした笑い声も
すべて私にとって幸せなこと

幸せに感じるのはあなたがとても愛しいから

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存在意味

私がここに生きる意味
今まで解らなかったけど 解ろうともしなかった
私がここに在る意味
辛く苦しいだけの日々だから生きていたって仕方ない

そんな日々を変えてくれた

どんなに辛くても 
その辛さの先に必ず幸せがあった

あなたがあっての私

私はあなたに出会うためにここに居るんだ

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幸せの痛み

胸の痛み それは何故あるのか
感情をなくしてしまえばこの痛みは消えゆくだろう
けれど、感情を無くしてしまったらこの愛しさも消えてしまう

なんのためにこの感情があり
なんのためにここに生きるのか

たった一つの生きがいであるあなたを 今もずっと見つめてる
注がれる愛よりも今そこにある愛があるから・・・
あなたがいる幸せ
その幸せがある限り胸の痛みは消えることは無い
幸せだから心が痛む
幸せな痛みだ

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見た空

キレイに澄んだ空はどこまでも続いてるよう
けれどもあなたと私のみている空は違うものでした
同じ空なのに見える空は違う

吹き抜けた風はどこへ消えてゆくのだろう
風のない日は風はどこに居るのでしょう

同じ空の下にいながら今まで存在も知らず
同じ風を受けても存在に気づかない

もしもこの先私とあなたが同じ空を見ることができたなら
この先違う景色を見ずに済むのなら・・・


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パズル

いつだって違う景色をみている
あなたには、あなたにしか見えない景色が
私には、私にしか見えない景色がある

近くにいないから、私はあなたの周りの人よりあなたを知らない
誰よりも傍にいたい 居られない
誰よりもあなたを知っていたい 知らない
あなたと私の大きなパズルにはまだ欠けるピースがある
どんなに探しても見つからない
だからこれから探しに行くんだ

二人で一つ一つ見つけに行くんだ
長い長い時間をかけて、二人並んで歩けるよう

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世界

たった一人愛せればいい
自分なりに精一杯愛することが一番
世界中の誰よりも
守りたい
愛したい
幸せにしたい
世界中の何よりも
大切で
愛しくて
儚いもの
自分よりも、世界の何よりも
一番に愛したい

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鋭い風

肌をかすめる冷たい風
温もりのない肌にただ痛く刺さる
瞳に写った君にどれだけ恋焦がれるか
君は知らないでしょう?
月夜に照らされた私の瞳は
何の理由もなく流れる水滴でいっぱい

いったい誰がここまで私をずたずたにするの


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散リ去ル

いっそ辛いなら手放してしまえばいい
簡単なこと
だけどその簡単なことすら出来ない私は
何を目標に
何を目的地とし行けばいいだろう
目に見えない未来さえも
どうでもいい意識になり
未来にかける希望さえもいつかは枯れ果て散りゆくだろう

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君への願い

流れ過ぎ去った時間の中で君が幸せになってくれたらいい

自分の過ちをいつまでも悔やんでいるより
今君が幸せになってくれることを願う
それしが出来ないから
「ありがとう」
その一言すら告げずに別れたあの日は
もう戻れない、もどっても取り返しのつかない日

だから、今君が幸せになってるといい
そう想う

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胸の鼓動

目を閉じれば
すぐそこに君がいる気がした
耳を澄ませば
君が隣で寝息を立てて寝ている気がした

現実は残酷で
目を開ければ回りは真っ暗
自分の鼓動だけが響いて聞こえた

『好き』ただそれだけじゃ一緒にはいられなくて
『一緒にいたい』そう想うほど離れていく

今の私にはまだ、なにが足りないのか解らない
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