▼心の年表 
高校は誰も私のことを知らない学校へ行こう、心機一転と思った。
実際、遠くの学校で、私のことを誰も知らなかったが、性格が変わるわけではなく、
それでも、いくぶん成績が上位になり自信を持てるかな?と思った。
実は、地域でレベル最低の学校と言われている不良校だったのだが、知らずに入学。
表面上、平凡に過ぎたが、内面はやはり誰にも認めて貰えない寂しさがあった。
国語の先生に面白いと声をかけて貰ったことから、詩を書きだした。詩集も自費出版した。
少し書くことに目覚めたが、これといって目指すものもなく、それでも進学を希望し、保育専門学校へ行く。子供が嫌いなのに。ピアノ、図画工作など、講義より創作する教科が多かったから……という単純な理由。

卒業後、就職せず、父の転勤で宇都宮について来る。就職は父がどこか探してやると珍しく言った言葉が嬉しくて期待していたが、出来の悪い娘は、恥ずかしくて無理と思ったらしい。推測だが。全く、就職のしゅの字も出ず。

アーティストになりたいと漠然と思うようになった。
学校卒業後、童話創作講座に通う予定だったが、講師が高齢で倒れたとかで開講されず、行き場を失って、ミニコミ作りを始める。といっても、友達・知人、極身内に配布。
しばらくニート状態だったが、本屋でアルバイトを始め、夫と出会う。
夫とつきあっている時、父が急死。それをキッカケに結婚話になる。
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