▼詩 
棺がたくさん並ぶ
黒くて 暗い部屋には
大きく 見守る十字架が
広く 廃れている

青年が一人訪ねて
静かな部屋に音が響く
花を供え泣く彼は
黒い空の唯一の光

十字架を背負って
歩いてきた日々は
鮮明に浮かんできても
君はもういないから
哀しむこともできない

神を語る十字架に
魅入られたとしても
未来はどうせ―――・・・。

君にはもう会えない


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2007/3/14(Wed) 13:21
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