▼詩 
花言葉シリーズ第一弾


いずれ忘れてしまうのでしょうと
君は言った
死んでも、死ななくても同じだと
君は言う
真っ白な部屋の真っ白なベッドの上で
苦しみに歪む君の顔を見下ろしながら
僕は違うよと呟いた

忘れるわけがないだろう
絶対に保証する
たとえ死んでも、壊れても
どんなときでも忘れない


花が散る
花びらの一枚一枚が風に運ばれて
儚く散りゆく時も
僕は君を忘れていない


隣に来て、すごいね なんて言うなよ
照れるようなことを言うなよ


だって言っただろ?

僕は君を忘れず




―シオンの花が咲いた


2008/3/20(Thu) 19:44
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