▼詩 


肌寒い季節になって
窓をのぞき込む
もう一人の自分が微笑む
新しい世界を映し出して
少しの汚れが全てを汚してしまう

微笑む自分が深く映りだし
明るい陽が自分を薄く映す
涙で濡れる窓がきらめく
稲妻が光るあちらの世界で
此の世界との違いを目に映した

少しずつ暖かくなっていく
窓は開けきって
深くのぞき込む事なんてもう無い
自分は今どこにいるの
映し出す自分さえ涙が溢れる

何て幻想
2008/11/7(Fri) 17:28
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