▼詩 

涙で歪む視界の中
あなたの手をとりたくて取りたくて
伸ばした手から消えていく、アぁなんて無情

笑いで頬が引き攣る中
あなたとともに走りだしたくて走り出したくて
繋いだ手から腐ってゆく、アぁなんて儚いのだろうか

あなたの姿がどこか曖昧で
脳内のクッキリしたイメージが現実に伝わらないと分かると
なんて脱力なんて絶望

きっとあなたから見たら私も同じようなんだろうねと、
伝わらないけど必死に叫んだ
叫んだ声も、錆びていった、あぁ、アぁ


あなたが目の前で、揺らめいて
2009/10/6(Tue) 22:39
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