暑い


湿った暑さに耐え切れず
渇いた口から不満を漏らす

白い腿につたう汗が
なおさら暑さを掻き立てる



彼女のやわらかそうな肌に似合わぬ
無骨な手をそこに伸ばして
ひとすじの汗をすくう

しょっぱい






首筋

鎖骨








舌をつたわせて
汗をすくいとっていく




彼女はくすぐったそうに身をよじる





やがて それは


熱い吐息にかわる





塩辛い汗は

甘い匂いをたてはじめ


俺を誘う





甘酸っぱい

彼女の蜜をむさぼって


彼女の大好きな

冷たいアイスキャンディーを

ひたしてやる


甘い声





彼女が耐えられなくなる頃に

彼女の大好きな

熱いディックをいれてやる


甘い 甘い 声





愛しさに耐え切れなくて

彼女の腹に吐き出した

白濁した愛の死骸


彼女は細く白い指で

ひとすじ すくい

舐めとって



苦い と つぶやく






スポンサード リンク