いつの間にか
時が過ぎ

君も僕も
オトナへと近づいていた



時が過ぎるにつれて
君と話さなくなった
段々と、離れていった距離

いつの間にか
離れていたふたり




あんなに一緒にいたのに






どうしてかな
今になって、寂しいと思う

離れていったときは
なんとも思わなかった

いつの間にか
自然と距離ができていたんだ

よく考えたら、あんなに一緒にいて
一緒にいることが、必然的だった
それなのに




いつの間にか
君の隣には
僕がまったく知らない奴がいた

いや、知っていた
知っている
ずっと前から

僕の友達
ずっとずっと親友だったはずの奴


でも、今は
君の隣で 僕の知らない顔をしてる

君も

いつの間にか
まったく知らない顔になってた




いつの間にかできてた
ふたりの関係
ふたりだけの言葉
ふたりだけの顔




嗚呼、時は早い




過ぎたことに気づかないほど
はやくてはやくて


追いつけない




そして
取り逃した今になって
ようやく気づく




僕は

君とあいつと
ふたりの大切な人を

いつの間にか手放してしまってたんだ





今更になって

気づいた




ふたりを裏切る気持ちになってから









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