▼未来の手紙 5








   未来の手紙






「今になってみると手紙がくるのが普通って思ってるんだよね・・・。
実際はありえない・・・のにな・・・。しかも・・・今日のは前回より
色が濃くなってる・・・。内容は・・・見たくないなぁ・・・でも・・・。」



             カサ


「え・・・・・・・・・?」


「にゃぁ〜・・・」


「・・・ム・・・君・・・。」







『自分のペットが死ぬ』





これが手紙の内容だった。


「ムッ君・・・明日は・・・ずっと一緒にいるね・・・。」


「にゃ・・・」


「夜も・・・ずっと起きてる・・・。ムッ君のそばにいるよ。」



そして、美香は本当に寝ずに「ムッ君」のそばにいたのだった。
不思議なことに、「ムッ君」も、いつもは寝ている時間にも起きていた。


そして夜が明けた。


「ムッ君・・・いやだよぉ・・・逝かないでよ・・・。」


「ククク・・・」


「・・・え・・・?ムッ君?」


「グゥ・・・に゙ゃぁ・・・」


「ム・・・ムムムムッ君・・・?どうしたの・・・?」


「グッ」


「ムッ君!!!!!!!!!!!」


「ムッ君」は開いていた窓から飛び出て行ってしまった。

と、その直後、「ムッ君」はトラックに跳ねられて死んだ。






その日にきた手紙は真っ白の封筒に戻っていたのだった。

そして、それから1ヶ月間は今まで通り、幸せでも不幸せでもない
普通の生活を送っていたのだった。




続く




反省


なかなか終わらないなぁ。
終わらせようとは思うんですけどね・・・。
ま、コツコツと進めていきますので・・・





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