短い詩 2


小説・詩


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空のウエ

いつも傍にあなたがいる気がして
ふ、と空を見上げる
汚れの知らない蒼く澄んでいる空
この空の上にはあなたがいる?
わからない
ただ、あなたがまだこの世界に居る気がして
いつも、見ていてくれているような・・・


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呟き

今、ここでアナタを強く想う私にアナタは気づいてくれますか
今、こんなにも愛してると呟いてもアナタには届かない
暗い部屋で独り
私は毎日涙を流すでしょう
悲しみの涙ではない涙
アナタへの気持ちが強まるたびに流れる涙
声が聞きたい ヌクモリを感じたい
夢のまた夢のような願い
私は『愛してる』と何度でも呟くでしょう
アナタへの気持ちがあるかぎり・・・

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方程式

いつか目の前から居なくなってしまうのなら
出会わなければよかった
いつか別れが来るのなら
出会わなければよかった
こんなに苦しいのなら
アナタを愛さなければよかった・・・・
いつ来るかわからぬ別れのとき
どこまでも、ずっとずっと二人で居られればそれだけで良いのに
神様はそれを許してはくれない
神様は意地悪ね
出会えば別れが来るという方程式を作ってしまったから・・・。

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結露した窓

人を信じることさえままならぬ私が
一生アナタを信じ愛し続ける事ができるだろうか
愛しくて仕方ないアナタのことが。
恋しくて仕方ないアナタの声が。
結露した窓にアナタと私の名前を書くの
結露していない窓に息を吐いてアナタと私の名前を書くの
二人がいつまでも居られるようにと願いを込めて・・・。

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結晶

今はもうあの時見たいに
二人顔を見合わせ笑いあうこともないけれど
あのとき感じた幸せは
今も私の心の中に確かにあって
もう二度とあの温もりが感じられないと思えば想うほど
その幸せは悲しみとなって
私の瞳から流れ落ち
胸を締め付けるような痛みを感じる
零れ落ちる涙はアナタへの想いの結晶

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プレゼント

お金のかかったプレゼントよりも
アナタの言葉が欲しいと思った
どんなに高価な宝石よりも
アナタの愛が欲しいと思った
街角の大きなクリスマスツリーの下
夜に輝く多くの小さな光を見つめながら
アナタを強く想う
何一つ二人で何もできなかったけれど
今でも『愛』という名のプレゼントを
夜空に向けて贈ります

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トキの流れ

全てが不安で眠れない日が続いて
誰一人信じられなくなって
闇に沈み落ちてゆく
そんな私にアナタが気づくわけもなく
ただ寂しくトキが流れてく
トキは私を待ってくれない
闇から這い上がろうとしても
トキは流れ、私を独り置いて行く

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想い出のキミ

もう君はあの時愛した君ではない
今はもう僕ではない誰かに
あの笑顔を あの優しさを向けている
もう君は想い出の中の君とは違う
今は僕ではない誰か
愛する人がいるから...

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追いかける

突き放してアナタの気持ちを確かめようとしても
結局は私がアナタのあとをついて行く
私の気持ちは治まることを知らず
アナタの気持ちは分からぬまま時間が過ぎる
私じゃ飽きちゃう?
分からない、アナタの気持ち
突き放そうとしても
結局は私がアナタを追いかけるだけ

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さようなら

傍にいて欲しいと願った
どこにも行かないでと心で叫んだ
何もできずにただ泣きじゃくる私にアナタは
何も言わずにそっと抱きしめた
その温かい腕に抱かれて分かった
もう、こうしてアナタの腕に抱かれることがない事に
心の中で永遠のように繰り返し呟いた
さようなら、さようなら....
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