*たかが制服されど萌えっ!
カタカタカタカタ・・・・
深夜の真っ暗な闇の中で、男が独り・・・笑ってる・・・。



〜たかが制服 されど萌えアイテム。〜



<翌日>
「おはよう。スクアーロ。」
「あぁ、マーモン、はえぇなぁ。」

時計の針は、すでに朝7:30を指していた。
「そう?スクアーロは昨日、深夜に帰宅したからね。まだ眠いんでしょ。」
「いや、お前まだ1歳児だろぉがぁ・・・普通ならもっと遅く…」
「そういうのって差別っていうんだよ?今ので訴えて慰謝料貰うからね。」
「う"お"ぉい!!俺は普通のことを言っただけだろうがぁ!!」
「・・・む。スクアーロ、ベルは?」
「はぁ?あいつ、まだおきてないのかぁ?」
「どうしたんだろうね?」

<がちゃり>

「ふぁ〜〜・・・あ、マーモンと鮫じゃん。マーモン、おはよっ」
「おはようベル。・・・どうしたの?いつもならあと1時間は早く起きてるのに。」
「んー・・・夢見がよくってね。うししっ」
「へー。どんな夢を見たんだい?」
「・・・・。いい夢?」
「・・・・・・おい。今、俺のほうチラ見しなかったかぁ?!」
「してないしぃ。ってか、眠い。」
「昨日何時までおきてたの?」
「王子は、10時まで、で、ベルは4時まで。」
「はぁ?ベル!お前頭狂ってんじゃねーのかぁ?!」
「あー、狂ってる奴に言われたくなかったんですけどー。」

そういうと、ベルはもう一度部屋に戻ってしまった。
「どうしたんだぁ?!」
「さぁ。・・・あ、そうそう。スクアーロ。僕の靴しらない?」
「はぁ?マーモンの靴?見てねぇぞぉ。っと、俺の中シャツもねぇぞぉ。」
「・・・どこに行ったのかなぁ?」
「ルッスーリアが洗濯してんじゃねぇのかぁ?」
「・・・・僕、お婿にいけるかな・・・・。」
「安心しろぉ。俺も同意見だぞぉ。」



<がちゃり・・・>

「マーモン様。スクアーロ様、ベル様はご在宅中でしょうか?」
「いや、ココにはいねぇぞぉ。」
「どうしたの?」
使用人の一人が持ってきたのは、少し厚めの茶封筒
「僕がベルに渡してあげるよ。」
「あ、すみあせん。では、お願いいたします。」
そういうと、使用人は部屋を出て行った。

「・・・・中身、なんだろうね。」
「王室からの電報かなんかじゃねぇのかぁ?」
「僕ね。プライバシーとかの件に関してはしっかり守る方なんだけど、
お金の匂いがする場合は別ね。」(キラーン)
「う・・・う"お"ぉい。」
「まぁ、いじゃない。ベル、眠ってるみたいだし。」
「ばれたらどうするんだぁ?!」
「逃げるよ。僕だけ。」
「・・・・・・。」
「じゃ、あけるね。」

かさり・・・
「む。手紙・・・?」
「どれ、読んでやるから貸せぇ。」
『DEAR・・・ベルさんへ。
そちらの制服、拝見させていただきました。
とても見た目も機能も充実しており、私としてはもったいないくらいでした。
まずは、靴と、中シャツだけという事でしたので、
一応、代金は払っておきます。20万入っているとおもうので、
しっかり、お確かめください。
では、連絡待っています。

From・・・ミスターX』


「・・・・・僕の靴。」
「・・・・・俺のシャツ。」


確かに、他人のものを売って利益をコレだけ得ればいい夢ごこちだろう。・・・・・・・・・。


この後、ベルの部屋の電話回線が切られたとか切られてないとか・・・



ちーかま。様より相互記念に恐れ多くもリクさせていただいた小説です。
3人のやりとりが素敵!
お金に敏感で強欲なマモたんとか悪戯ベルとか色々言われちゃってるスクアーロとか大好きなんですけど!!
すんごいツボだったよぉ(>v<)ノシ

素敵小説、どうもありがとうございましたっ!!
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