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病気になったら専門医
アトピー性皮膚炎とは


「アトピー」とは“奇妙な”“とらえどころがない”という意味のギリシャ語に由来した言葉です。そのとおり、病態はさまざまで、原因についてもじゅうぶんな解明にはいたっていません。アトピー性皮膚炎のおもな症状は、かゆみをともなう皮疹です。食べ物や環境、ストレス、細菌・真菌などが発症や悪化のきっかけとなって、良くなったり、悪くなったりを繰り返すのが特徴です。乳児期に発症し、成人期まで続くこともあれば、成人になってから発症する人もいます。症状や経過には個人差が大きいため、不安な気持ちから民間療法に頼る人もいますが、かえって症状が重くなるケースもあるため注意が必要です。アトピー性皮膚炎の治療については医師とじゅうぶんに話し合い、注意深く、根気強く治療を続けていくことが重要です。


主婦湿疹【しゅふしっしん】

正しくは接触性皮膚炎。水仕事の多い主婦の手に起きやすい手や指の湿疹。他の組織と違って、手のひらには乾燥を防ぐ皮脂腺や毛包が存在せず、水仕事によって手の水分が奪われやすい。また石鹸や洗剤も水分を奪う。保護膜のない状態になるため、カサカサして皮がむけたり、雑菌が入り込んでじくじくしたり、手の甲側へも湿疹が広がることがある。外用薬を塗布し、水仕事を減らして治療する。

乾皮症【かんぴしょう】

皮脂および汗の分泌が低下し、皮膚が乾燥して光沢を失う。ウロコのような浅い亀裂を生じ、かゆみを訴えることもある。幼児、老人で四肢末梢部によく現れ、症状が出るのは冬に多く夏には軽快する。栄養障害、アトピー性皮膚炎、ビタミンA欠乏症、石鹸の使いすぎなどで起こる。皮膚の乾燥を防ぐためにワセリンやビタミンA、E軟膏、ヘパリン類似物質含有軟膏を塗布するほか、必要に応じてビタミンA、Dを内服する。

お薬一覧

アトピー性皮膚炎では、ステロイド外用薬および抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬内服が主要な治療と位置づけられています。ステロイド外用薬を使用することに不安を抱く患者さんがいるようですが、医師は、患者さんの年齢や皮疹の部位、症状の重さなどに応じて適切なステロイド外用薬を選ぶように配慮しています。患者さんが勝手にステロイド薬を中断すると、場合によってはリバウンド現象が起こって急に皮疹が悪化することもありますので、アトピー性皮膚炎の治療において自己判断は禁物です。



2011/1/15(Sat) 14:24   X