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病気になったら専門医

頭痛とは


私たち人間は、頭痛のタネをたくさん抱えている生物です。
人間は大きな頭を持つために、それを支える首や肩などの負担は他の動物とは比較にならないほど過重です。これが頭痛につながることがあります。また、頭部には末梢血管や毛細血管の網が緻密に張り巡らされているため、頭を打つとそこに瘤が出来たりして痛みの原因となります。
ほかにも、脳そのものには痛みを感じる神経はないものの、脳を包んでいる髄膜には知覚神経があるため、脳内の刺激や変化に対し敏感に反応し、頭痛が起こります。多くの人は頭痛を重視せず、痛みがおさまるのを待つのみだったり、常備薬でしのいだりしますが、突然起こる激しい頭痛などは医師の診察が必要です。




お薬一覧

頭痛の治療に用いられるお薬には、たくさんの種類があります。ひとくちに頭痛といってもその原因や種類はさまざまで、それに応じた治療薬の開発がなされています。長引く頭痛に悩む人は、医師の診察を受けて頭痛の原因をはっきりさせ、適切な治療を受けることをおすすめします。

頭痛を和らげる方法
なにかの病気による頭痛の場合は、もとの病気が治ってしまえば頭痛も治るが、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などの"頭痛持ち"の頭痛の場合は、そう簡単にはいかない。特に、片頭痛は遺伝的要素が大きく関係しているため、完全に治すことは難しい。 そこで、「いかに頭痛が出にくいようにするか」「頭痛が出てしまったらどうするか」がポイントだ。 片頭痛や群発頭痛は薬物療法に頼るところが大きいが、緊張型頭痛の場合は、体操やツボ療法などでかなり痛みを和らげることができる。

■体操
緊張型頭痛は、主に首の後ろ側の筋肉がこるのが原因。そこで、その筋肉の血流をよくして筋肉に溜まった老廃物を除去すると、頭痛が和らぐ。
さらに、緊張型頭痛を回避するために首の筋力をアップさせて簡単には"こり"が起こらないようにしよう。  


■こりをほぐす
緊張型頭痛に有効なツボは首の後ろにある。とくに頭痛、肩こり、目の疲れに効くツボは天柱。
後頭部の一番でっぱったところから指2本分ほど外側にある。中指が天柱のツボにあたるように、両手の4本指を置き、数分間4本指を動かす。


印堂(いんどう)
両眉の付け根と付け根の中間。親指の腹でゆっくりていねいに10回ほど押す。頭全体の痛みに効く。

太陽(たいよう)
眉じりの外側と目じりの外側の中間あたり。人差し指または親指の腹で、始めは少し弱めに、力を少しずつ加えて、最終的にはしっかりと押す。目の疲れからくる頭痛によく効く。

陽陵泉(ようりょうせん)
ひざ関節の外側から下へさぐっていくと、小さな丸い骨の突起がある。この突起の外側の前面を親指幅分下がったくぼみがツボ。親指で10回ほど押す。突然ズキンズキンと脈打つような痛みが頭の片側におこる「片頭痛」によく効く。

天柱(てんちゅう)
首の後ろ、髪の生えぎわにある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ。両手で、頭を後ろから抱え込むようにし、親指でツボを刺激する。肩こりからくる頭痛や目の疲れにもよく効く。

肩井(けんせい)
後ろ首の根もとと肩先の中間のところ。自分で押すのはちょっと難しいかも。ツボ仲間にやってもらうときは、後ろに立って肩をつかむようにして、親指で強めにもみ押してもらうといい。肩こりの特効ツボ。

近くにある曲垣(きょくえん)、肩中ゆ(けんちゅうゆ)も指圧し、周囲を手のひらで押してなでるようにすると、さらに効果的。



ワンポイントアドバイス
カゼによる頭痛は、熱いものを食べて汗をかくようにする。水分代謝異常によるものは、水分をとりすぎないようにして、モチ米など小便の出を悪くする食べ物はひかえる。胃腸が熱をもっているときは香辛料や刺激物をひかえ、逆に冷えている場合は刺身や生野菜をひかえる。




慢性頭痛・・・痛みの原因は毎日の生活に!?
日常生活でふいに訪れる頭痛。忙しいときや楽しみにしていた予定の前に痛み始めると、本当につらいもの。このように日常的に起こり、命に関わることのない頭痛を慢性頭痛(または機能性頭痛)と呼ぶ。主に頭の血管が拡張したり、頭周りの筋肉のコリによって引き起こされ、ズキズキしたり、締め付けられるように痛んだり、症状もさまざま。日本では成人の3人に1人が何かしらの「頭痛持ち」と言われているほどポピュラーなものだ。
慢性頭痛は大きく「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに分類することができる。それぞれのタイプによって原因や対処法が違うので、自分の頭痛を正しく認識しておくことが大切。どの頭痛も、日常生活の中に原因を見つけることができるので、つらい痛みを改善するためには、自分の頭痛を誘発する要因を日常生活からできるだけ取り除くように心がけよう。

2011/1/15(Sat) 14:28   X