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病気になったら専門医
痔とは


多くの日本人が悩んでいると言われる、痔。
痔は大きく痔核(じかく)、裂肛(れっこう)、痔瘻(じろう)の3つに分けられます。

痔核(じかく)は痔の中でもっとも多いタイプで、肛門の血行が悪くなって静脈が太くなり、そこにうっ血が起こってこぶ状に腫れあがったものを言います。俗に「いぼ痔」とも呼ばれています。2つめの裂肛(れっこう)は、排便時に固い便が通過して切れることで起こります。一般に「切れ痔」とも呼ばれ、女性や若い人に多いのが特徴です。3つめの痔瘻(じろう)は、細菌の感染によって肛門のまわりに膿がたまり、膿が外に流れ出るトンネルができてしまった状態を言います。一般に「あな痔」とも呼ばれます。痔は、手術で治療するというイメージが強いですが、軽度の痔であれば薬の使用と生活習慣の改善で症状をやわらげることもできます。こうした保存療法を続けても改善が見られない場合は、外科的な治療が行われます。




お薬一覧

薬物療法は、痔核と裂肛の治療において基本となります。痔核は炎症や痛みを抑える成分の入った軟膏や座薬が使用されます。裂肛の場合は、狭い肛門を硬い便が通過するときに起こるので、便を軟らかくする薬が効果的となります。

●食物繊維とビフィズス菌を摂って快便を目指そう
痔の原因、便秘を解消するためには食物繊維が欠かせない。野菜、豆類、穀類、海草やきのこなどを十分食べて、毎日、すっきりお通じがあるようにしよう。 また、腸内に住み着く善玉菌には、食物の消化吸収を助け便通をよくするはたらきがある。善玉菌の代表は乳酸菌のひとつ、ビフィズス菌。牛乳やヨーグルトなどに含まれる乳糖や、大豆・たまねぎなどに含まれるオリゴ糖にはビフィズス菌を増やすはたらきがあるので、便秘がちの人にはおすすめ。 一方、下痢も痔の原因のひとつ。特に便秘と下痢を繰り返すことで肛門に大変な負担がかかってしまう。快便を目指すには暴飲暴食をやめ、バランスのとれた食生活を送ることが大切だ。特に食物繊維は下痢の改善効果も期待できるので、積極的に摂ろう。

●香辛料やアルコールは控えめに
唐辛子やこしょうなどの香辛料は消化されずにそのまま排泄され、排便の際に肛門の粘膜を刺激し、キレ痔やイボ痔の原因になったり悪化させたりすることもある。香辛料はほどほどに。またアルコール類を摂り過ぎると、肛門のクッション部にある静脈などの細い血管が拡張してそのままうっ血につながる場合があるので、過度の飲酒は禁物。

●適度な運動を心がけよう
運動不足も便秘のモト。腸の運動や排便を促す筋肉が弱り、便が出にくくなってしまうのだ。ウォーキングやストレッチなど、手軽にできるものを毎日の生活に取り入れたい。
また長時間のデスクワークや座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢でいるときは時々軽く体操をするなどして足腰の血行を促すようにしよう。

●トイレタイムはなるべく短く
トイレで座っている姿勢がお尻の血行を悪くし肛門に負担をかけてしまい、イボ痔を作ったり悪化させることも。1回の排便時間はなるべく短く、3分以内にすませられれば理想的。 どうしても長く頑張らないと排便できないという人は、朝起きてコップ1杯の水や野菜ジュースを飲んだり、お腹のツボやマッサージをしたりして、自分なりにうまく「出す」コツを見つけては?
・便秘に効くのはコレ!
また、便座が冷たかったりするとお尻を冷やす原因に。寒い時期は暖房便座やカバーなどで冷えない工夫を。お尻丸出しで新聞や本を読むのもやめよう。

●冷えを追い出そう
冷えは痔の大敵。ゆっくりと湯船につかることで肛門周りの血行がよくなり、痔の予防や改善に。また、使い捨てカイロや暖かい下着などを利用して、くれぐれも体を冷やさないようにしよう。



2011/1/15(Sat) 14:37   X